NETFLIX「世界の最重要指名手配犯を追う」
Netflixで配信されている「世界の最重要指名手配犯を追う」は、極悪非道な指名手配犯たちを深堀りするドキュメンタリーシリーズ。
FBIやCIA、インターポールなどが血眼になって捜索しても行方がわからないマフィアのボス、テロリスト、麻薬カルテルのリーダーなど5名の凶悪犯は、どこへ消えたのか?
NETFLIX「世界の最重要指名手配犯を追う」の基礎知識
NETFLIX「世界の最重要指名手配犯を追う」第1シーズンは全5話の中で、国際的に逃亡を続ける凶悪犯5名を取り上げている。
視聴前の基礎知識として、5名の最重要指名手配犯をサラっと紹介しよう。
最重要指名手配犯①マッテオ・メッシーナ・デナーロ
イタリアのシチリアを拠点とするマフィアのボスで、1993年より逃亡中で行方がわかっていない。
ただ、逃亡中にも関わらずシチリアマフィアの世界では「ボスの中のボス」と言われ、絶大な権力を握っている。
これまでに50名以上の殺人に関与したと言われ、イタリアの検察官2名の命も奪っている。
最重要指名手配犯②サマンサ・ルースウェイト
1983年に北アイルランドで生まれ、17歳の時にキリスト教からイスラム教へ改宗した後に、イスラム過激派と連携して数々のテロ事件に参加。夫は2005年7月に発生した「ロンドン同時多発テロ事件」の実行犯で、テロの際に死亡。
2010年代にアフリカへ渡り、偽造パスポートで逃亡を続けながら、イスラム過激派の活動資金集めや、戦闘員の養成にも関与し、インターポールから国際指名手配されている。
人呼んで「白い未亡人」。
最重要指名手配犯③フェリシアン・カブガ
1994年にルワンダで発生した大量虐殺事件で、過激派に資金提供したことで事態を悪化させたルワンダの大富豪。
50万人以上の犠牲者を出したルワンダ虐殺が制圧されて以降は、自身が追われる立場となり国外へ逃亡。国際指名手配されることとなった。
唯一、このフェリシアン・カブガに関しては、2020年5月16日に潜伏していたフランスのパリ郊外で逮捕されている。
最重要指名手配犯④イスマエル・”エル・マヨ”・サンバダ・ガルシア
メキシコ最大の犯罪組織シナロア・カルテルの最高幹部。2017年にホアキン・グスマンが逮捕され、アメリカの刑務所に収監されて以降は、イスマエル・サンバダ・ガルシアが組織の実権を握って取り仕切っている。
現在は500万ドルの懸賞金が設定され、国際指名手配中。
最重要指名手配犯⑤セミオン・モギレヴィッチ
東欧に巨大な犯罪ネットワークを築いたロシアンマフィアの大物。
指名手配されながらも、巨額の金融詐欺、武器密売、人身売買、契約殺人などを指揮。FBIから「世界で最も危険なギャング」と呼ばれるほど。