南米ペルーのナスカの地上絵付近にある洞窟の中から「宇宙人のミイラ」が発見されたと言うニュースが報じられ、世界中のUFOファン、宇宙人肯定派に大きな衝撃を与えた。
長く伸びた後頭部、大きな目、3本の長い指と、明らかに地球の人類とは異なる特徴を持つミイラは、これまで「グレイ」と呼ばれていた種類の宇宙人像とピッタリ一致。
調査の結果、ミイラは1600年ほど前のものだと判明。
「やっぱり宇宙人は太古の昔から地球に来ていた証拠だ!!」
と、盛り上がる人達がいる一方…
「どうせ偽物だろ?」
と、疑惑の目を向けていた人達も少なくない。
果たして、ナスカの宇宙人ミイラは本物なのか?偽物なのか?
ナスカの宇宙人ミイラは作り物ではない?
「ミイラが作り物ではないことを示す証拠は複数あります」
実際に調査を行ったエディソン・ビバンコ博士は、この宇宙人のミイラの特徴的な頭蓋骨を意図的に造ることは難しいのだと主張する。
「例えば、宇宙人のミイラの頭蓋骨には頭頂縫合、後頭部縫合など、解剖学的に見て本物の生物である特徴が見られます」
ビバンコ博士は、メディアのインタビューに「宇宙人のミイラ本物説」を力説。
公開されているレントゲン映像には、ミイラの内部にしっかりと骨格も映っているため、石膏を固めて作ったような100%フェイクミイラではなさそうだ。
しかし、ビバンコ博士の意見を真っ向から否定する科学者は少なくない。
それどころか、このミイラは「宇宙人じゃなく人間だ」と言い出す人も。
その理由とは…
人間のミイラを改造!?
宇宙人のミイラに対して疑いの目を向けている科学者たちは「人間のミイラを盗んで加工したもの。犯罪行為を犯している可能性も高い」と主張している。
ミイラのDNAを解析したところ、100%人間と一致するものや、解析結果が不明瞭なDNAが検出されたとか。
ミイラ研究世界会議なる組織は「ミイラ研究は科学的な学問であり、疑似科学には付き合ってられない」と、ビバンコ博士や宇宙人のミイラに肯定的な学者たちの主張に真っ向から反論。
確かに、子供の頃から頭の形を矯正して頭蓋骨を細長く変形させることは可能で、かつては宗教儀式として普通に行われた。
このような反論はビバンコ博士の耳にも届いているようで…
「実際にミイラを見ていない人達が否定的な意見を言っている。もしニセモノなら、最初に私が報告しています。今、私たちは本物だと裏付ける研究をしているんです」
果たして、ナスカのミイラが宇宙人のものだと立証される日は来るのか?