「幼い子供が高速道路を歩いている」
中国浙江省温州市の警察が、市民からの通報を受けて現場に駆けつけ、高速道路をふらふらと歩く少年を保護したのだが…
知的障害の息子に入れ墨
安全な場所に移動して、少年に「名前」や「住所」を尋ねるが、答えは返ってこない。
どうやら、少年は何らかの障害を抱えているようだった。
何か少年の身元を確認するものはないか?
警察が少年の身体的特徴などを調べると、腕に「1506774****」と11桁の数字が書かれていた。
それは少年の実家の電話番号だったのだが、大きな問題が発覚する。
なんと、少年の腕の電話番号は消えないよう入れ墨によって刻印されていたのだった…
警察が電話すると、母親がすぐに少年を引き取りにやって来た。
「息子は知的障害で苦しんでいます。だから腕に電話番号を入れ墨したのです」
いくら障害を抱える息子のためとは言え、幼い子供への入れ墨は正しい選択だったのか?
しかも電話番号を変更したので、古い番号を横線で消して、新しい番号を入れ墨で追加している。
この事実が報じられると中国でも大きな問題となり、母親への批判が殺到した…
少年の母親が炎上
少年を保護した警察官のヤンさんは、メディアのインタビューで次のようにコメントしている。
「とても良い母親のように見えました。だからと言って少年に不必要な苦痛を与えることには、納得できません。
このような事をせず、知的障害を抱えているなら警察に指紋の登録をするか、連絡先のわかる丈夫なブレスレットを付けるなどの対策を考えてください」
この一件が報じられると中国のソーシャルメディアで大きな話題となり、少年の母親の対応へ賛否両論飛び交った。
「いくら息子が心配でも入れ墨なんて酷すぎる」
「このケースなら、最終手段として入れ墨も仕方ない」
「問題の解決法が、あまりにも極端だ」
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