トルコ最下層のサッカーリーグに参加しているクラブ「ガルスポール」が、とんでもないチーム再編成計画を実行しました。
なんと、所属する選手18名を放出し、新たにヤギ10頭を購入したのです!!!!!
Isparta’da bir amatör kulüp olan Gülspor, 18 futbolcu satıp yerine 10 keçi aldı. Keçilerden elde edilen gelir, kulüp giderlerinde kullanılacak. pic.twitter.com/5XZEweDxC6
— Futbol Detay (@futboldetaycom) 2018年8月15日
試合に勝てないので、ヤケクソになってヤギを試合に出すつもりなのか?
観客が集まらないから動物好きに媚びるつもりなのか?
ただのウケ狙いか?
チーム経営者によれば、今回のヤギ10頭補強の大きな狙いは、とてもシンプル。
「ヤギのミルクと肉を販売してチーム運営費を稼ぐ」のが目的なんだそうです。
ヤギを育て若い選手を育てる
チームの最高責任者ケナン氏がトルコのメディアに切実な弱小サッカークラブ運営事情を語っています。
「とにかくお金が無いんです。下位リーグでは企業からの協賛金や政府の補助金もあてに出来ませんからね」
ガルスポールは、所属していた18名の選手を15,000トルコリラ(約27万円)で他のチームへ移籍させ、その資金を元手に10頭のヤギを購入したそうです。
この判断がビジネスとして正しかったのか、よく分かりませんが、チームの試算では、ヤギのミルクと肉の販売で年間4000〜5000リラ(7万2000~9万円)の利益が出ると主張。
さらに今後、所有するヤギの頭数を増やしていって、数年後には140頭を飼育する計画もあるとか。
もはや普通の畜産農家のようにも思えるんですが、それもこれもケナン氏のサッカーに対する深い愛ゆえ。
「サッカー少年たちに投資する必要があるんですが、政府や企業からの支援がありません。ヤギで利益を出して若い選手を育てるつもりです」
ヤギを育て、未来あるサッカー少年を育てる!!!
かなり遠回りになりそうですが、ケナン氏のヤギ牧場から未来のスター選手が誕生するかも!?