「ブラジルのハルク」ことバルディル・セガートが55歳の誕生日に、心臓発作で亡くなってしまった。
セガートが世間から注目されるようになったのは、アメコミヒーロー「ハルク」のような現実離れした筋肉。
ただ、セガートの筋肉は、筋トレによって手に入れたものではない。美容整形などに用いられる合成油「シンソール」を、胸や腕、背中に大量に注入して膨張させただけ。
このフェイク筋肉で注目され、人気ものになったセガートだけれど、危険なシンソール注射が、彼の寿命を縮めてしまった…
@valdirsegatooficial♬ som original - userValdir Synthol Oficial
ブラジルのハルクはシンソール注射で肉体改造
若い頃のセガートは、スリムな体型の青年だった。さらに麻薬中毒になって体重が激減して、周囲からは「ガリガリの犬」と呼ばれていたとか。
しかし、アーノルド・シュワルツェネッガーやアメコミのハルクなど、筋肉ムキムキのタフな肉体に憧れていたセガートは、自分の生活を見つめ直して、麻薬を絶ち、ジムに通って筋トレに励んだ。
ただ、思うように筋肉が体についていかない…
そんな時、セガートはジムの知り合いから、シンソール注射の存在を教えられた。
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もともと何かに依存しやすい性格のセガートは、シンソール注射による肉体改造にのめり込んでいった…
超人気TikTokerの孤独な最期
シンソール注射による肉体改造で、徐々にセガートはブラジル国内外からも注目を集めるようになった。
しかし、6年前の時点で、セガートはシンソール注射によって「脳卒中や感染症、血栓、神経損傷によって命を落とす危険がある」と医師から警告を受けるほど、健康状態は危機的状況だっただった。
「医者はシンソール注射を止めるように言うけれど、これは私の決断なんです。私がやりたいから、打ってるんです」
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これまでに何度も、急激に体調が悪化して、病院へ救急搬送されることがあったけれど、セガートはシンソール注射を止めず、筋肉を自慢するため始めたTikTokで大成功。
アメコミヒーローのような、現実離れしたフェイク筋肉がウケて、170万人のフォロワーから支持される超人気TikTokerとなった。
ただ、晩年のセガートは孤独な一人暮らしで、彼の最期を看取る人も、ほとんどいなかったとか…
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友人の一人フェルナンド・カルヴァーリョ・シルバさんは、セガートの死後、次のようにコメントした。
「シンソール注射は本当に愚かな行為でした。でも、彼はそれで良いと思ってるし、友達なので私も黙っていました。有名になるため彼はリスクを取ったんです…」
こんな世界の筋肉超人たちも!?
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