「ブラジルのハルク」ことバルディル・セガートが55歳の誕生日に、心臓発作で亡くなってしまった。
セガートが世間から注目されるようになったのは、アメコミヒーロー「ハルク」のような現実離れした筋肉。
ただ、セガートの筋肉は、筋トレによって手に入れたものではない。美容整形などに用いられる合成油「シンソール」を、胸や腕、背中に大量に注入して膨張させただけ。
このフェイク筋肉で注目され、人気ものになったセガートだけれど、危険なシンソール注射が、彼の寿命を縮めてしまった…
@valdirsegatooficial♬ som original – userValdir Synthol Oficial
ブラジルのハルクはシンソール注射で肉体改造
若い頃のセガートは、スリムな体型の青年だった。さらに麻薬中毒になって体重が激減して、周囲からは「ガリガリの犬」と呼ばれていたとか。
しかし、アーノルド・シュワルツェネッガーやアメコミのハルクなど、筋肉ムキムキのタフな肉体に憧れていたセガートは、自分の生活を見つめ直して、麻薬を絶ち、ジムに通って筋トレに励んだ。
ただ、思うように筋肉が体についていかない…
そんな時、セガートはジムの知り合いから、シンソール注射の存在を教えられた。
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もともと何かに依存しやすい性格のセガートは、シンソール注射による肉体改造にのめり込んでいった…