「人とは違った海外旅行を楽しみたい」
そんな人にお勧めなのが、中国東北部に位置する遼寧省瀋陽市に存在する不気味なゴーストタウン。
そこには白亜の豪邸ばかりが260戸以上も立ち並んでいるのに、住民はゼロ。
それどころか、これだけの豪邸を建設しておきながら、どの家にも誰も一度も入居したことがないのだ…
超不気味な中国の高級ゴーストタウン
中国の不動産業界が好調だった2010年。大手不動産会社グリーンランドグループが瀋陽市の広大な土地を購入し、高級住宅地の開発をスタートさせた。
大理石の床、ゴージャスなシャンデリアなど贅の限りを尽くした西欧風の豪邸を260戸以上も建設。金持ちや権力者向けの隠れ家や別荘として販売されるはずだった。
が、2018年に完成間近で開発は突然中止。結局、豪邸は誰の手に渡ることもないまま放置され、現在は立派なゴーストタウンと化している。
開発中止の原因は汚職の摘発?
なぜ莫大な開発費を投じたプロジェクトが中止になったのか?
はっきりとした理由は明らかになっていないが、地元の人達は「汚職」が関連していると噂している。
2012年に習近平国家主席が政権を握ってから、汚職の取り締まりが徹底されるようになった。
地元の役人を抱き込んで高級住宅地開発を勧めていたグリーンランドグループの過剰な借り入れと投機も取締の対象となり、中途半端に開発が止まってしまったんじゃないかとのこと。
現在では中国不動産市場の負の象徴として知られるようになった高級ゴーストタウンは、国内外の廃墟マニアに人気の不気味スポットとなっているそうだ。
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