アメリカのミシガン州に暮らすシングルマザーのヘザー・ブロウさん25歳は、自宅の物件探しに追われている。
と言うのも、現在住んでいる家屋で心霊現象が頻発し、遂に、1歳の娘リリーちゃんに被害が及んでしまったからだ…
ベビーモニターに映った心霊動画
つい先日、ヘザーさんは娘のリリーちゃんをベビーベッドに寝かしつけ、子供部屋を後にした。
すると、20分ほどしてリリーちゃんが大声で泣き始めてしまった。
幼い子供が泣き出すのは珍しいことではないが、ベビーベッドからリリーちゃんを抱き上げたヘザーさんは息を呑んだ。
リリーちゃんの頬には、紫色に腫れ上がった、3本の引っかき傷のような跡がクッキリと残されていたからだ。
目離した数十分の間に何があったのか…?
原因を突き止めるため、ヘザーさんはベビーベッドの傍らに設置してあった、モニターカメラの映像を急いで確認。
すると、映像の中には信じられないものが映り込んでいた。
真っ暗な部屋の中で寝ていたはずのリリーちゃんが、唐突に起き上がると、そのすぐ脇を白い影のようなものがスーっと通過していったのだ。
実際の映像がコチラ…
怪奇現象が頻発する家
「これは幽霊の仕業ですよ…何の目的があるのか私にはわかりませんが、私達を傷つけようとしているのは間違いないでしょう…できるだけ早く引越し先を見つけて出ていかないと…」
カメラに映っていた白い影の正体は分からないが、ヘザーさんには思い当たる節が多々あった。
現在、母娘が住んでいる家では、以前から不審な現象が頻発していた。
家の中には自分と歩くこともままならない娘しかいないのに、誰かが歩いたり飛び跳ねているような音が聞こえたり、男性の叫び声が聞こえたような気がして飛び起きることも…
さらに、一度は着替えをしている時に、誰かに首を絞められているような息苦しさを覚えたこともあったと言う。
母娘が暮らす物件の家主によれば、以前はここに足が悪くて寝たきりの老婆と統合失調症の弟が長いこと住んでいたそうだ。
もう二人は他界しているが、ヘザーさんは今でも家の中に何かが住み着いていると考え、気が気ではない。
「寝ていた幼い娘を引っ掻いたのも、自分の首を絞めたのも、同じ幽霊の仕業ではないでしょうか…」
ベビーベッドでの一件があってから、リリーちゃんは何もない部屋の隅を指差すようになったと言う。
幼女の目には、何かが見えているのだろうか…?