あなたは自分が乗ってる車のエンブレムに込められた意味を理解してますか?
エンブレムの意味も知らないで得意げに乗ってるなんてバレたら赤っ恥!!!
車好きの基礎知識として、海外の有名自動車メーカーのエンブレムにまつわるエピソードを頭に叩き込んでおいてよね!!!
アウディ
ドイツの自動車メーカー「アウディ」のロゴと言えば、フォーシルバーリングスと呼ばれる繋がった4つの輪。
このロゴマークが誕生したのは1934年。
4社の自動車メーカーが合併して、アウディの前身となるアウトウニオンが誕生した時にデザインされた。
4つの輪が繋がり合っているのは4社のパートナーシップを意味し、腕を組み合った状態を表している。
ヒュンダイ
韓国の自動車メーカー「ヒュンダイ」のロゴは、頭文字のHを表しているように見えるが、更に深い意味が込められている。
このロゴは「売買契約が成立した後に、顧客とヒュンダイの担当者が握手している」様子をデザインしたもの。
ロゴをよく見ると、確かに左右の人物が握手しているように見えませんか?
ヒュンダイと顧客の信頼と満足が表現されている。
ベンツ
あまりにも有名なベンツのロゴ「スリー・ポインテッド・スター」は、ダイムラー社とベンツ社が合併したことで誕生した。
円の中のスリー・ポインテッド・スターは、それぞれ陸、海、空を表していて「すべてのモーター製造の分野での繁栄を目指す」という意味が込められている。
ロールスロイス
高級車の代名詞ロールスロイスのボンネットを飾るシンボルは「スピリット・オブ・エクスタシー」「フライング・レディ」と呼ばれ、羽を広げた精霊を表している。
このスピリット・オブ・エクスタシーが誕生したのは1909年。
イギリスの政治家ジョン・ダグラスが、自分の所有していたロールスロイスを装飾するため、彫刻家チャールズ・ロビンソン・サイクスに製作を依頼したことがきっかけ。
モデルとなったのは、当時ジョン・ダグラスの愛人だった女優エレノア・ヴェラスコ・ソーントン。
完成したシンボルは1911年以降、全てのロールスロイスの車に採用されるようになった。
ボクスホール
イギリスの自動車メーカー「ボクスホール」のエンブレムには上半身が鷲、下半身がライオンの伝説の生物グリフォンが描かれているが、そのルーツは13世紀まで遡る。
後にボクスホールが創業するロンドン近郊の都市ランベスには、軍人貴族ファーク・レ・ブレアントの館があり、グリフォンの描かれた紋章が掲げられていた。
この館は「ファークスホール」とよばれていたが 、時代とともに「ボクスホール」と呼ばれるようになり、社名の由来となった。
1903年にボクスホールは自動車製造を開始すると、エンブレムとして縁の深いグリフォンを採用した。
フェラーリ
後ろ足で跳ね上がる馬のシンボルはイタリア語で「カヴァッリーノ・ランパンテ」、日本では「跳ね馬」と呼ばれている。
最初に、このエンブレムが登場したのは第一次世界大戦の時。
イタリア空軍のエースパイロットだったフランチェスコ・バラッカの戦闘機の側面にペイントされていたと言われている。
後に、バラッカの母親が創業者エンツォ・フェラーリに「跳ね馬は幸運をもたらす」「亡き息子のシンボルを使って欲しい」と話したことがきっかけで、フェラーリのエンブレムとして採用された。
ポルシェ
ポルシェのエンブレムがデザインされた背景は、意外と単純で、最初に考案されたのは1952年。
本社のあったドイツの都市シュトゥットガルトとバーデン=ヴュルテンベルク州の紋章を組み合わせたもの。
中央の跳ね馬もシュトゥットガルト市の紋章に最初から描かれていたものだが、ポルシェの優れた馬力を表すのに一役買った。