ネットリした食感と濃厚な風味、そして栄養価も高く日本でも人気のアボカド。
ここ数年、北米やヨーロッパでアボカド需要が上昇したことで、世界一のアボカド輸出大国になったケニアでは、収穫前のアボカドが犯罪集団にごっそり盗まれる被害が深刻化している。
理由は非常に単純。
アボカドが「金のなる木」と言われるほど儲かるからだ。
「金のなる木」アボカドが犯罪集団に狙われる!!
世界的にアボカド需要が上昇したことで、ケニアではアボカドの木が一本あれば、最大で600ドル(約68,000円)ほどの利益を得ることが出来ると言われている。これは、ケニアの私立中学校の年間授業料に相当する。
アボカドの木は「金のなる木」と呼ばれ新規参入する農家も増えているけれど、一方で、深夜の農場に忍び込んで収穫前のアボカド根こそぎ奪おうとする盗難被害も急増。
大規模農園では、アボカドを盗難から守るための自警団を雇用。日が暮れるとマチェーテなどで武装した集団が、松明を片手に農場の見回りを行う。
ただ、アボカドを奪いに来るのは危険なギャングなので、農場でバッタリ遭遇すれば、そこで戦闘となり、時には命を落とす者もいるとか…
つい最近でもアボカドを盗みに来たギャングのメンバーが、農場に雇われた自警団に殺害される事件が発生した。
「農場を有刺鉄線の柵で囲っても泥棒を止めることは出来ません。手間をかけて育てたアボカドが一晩で全て盗まれることもあるんです」
小規模な農場では、家族全員が睡眠時間を削ってアボカドを警備したり、ドローンを飛ばして監視するなど、盗難対策に必死だ。
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