1984年にアメリカで開催されたロサンゼルスオリンピックで、まるで映画のようなスキャンダルが発覚した。
競技中に負傷してしまった女性アスリートが、試合に出場するため悪魔に魂を売ってしまった…
オリンピック黒歴史「双子アスリート替え玉事件」
26歳のマデリン・デ・ジェススは、プエルトリコの女子走り幅跳びとリレーの代表選手として、ロサンゼルスオリンピックに参加していた。
しかしマデリンは走り幅跳びの予選で21位となり、すぐに敗退してしまう。
さらに彼女にとって不運だったのは、走り幅跳びで跳躍した際に足を負傷してしまったこと。
マデリン本人には、足の負傷が1日休めば治るような軽いものでないことが分かっていた。しかし、6日後には4×400mリレーの予選に出場することが決定している。
どうしても怪我で出場を逃したくない…
そこでマデリンは、アスリートにあるまじき不正プランを思いつく。
「替え玉を使おう…」