これは、あまりにも不幸な運命を背負った男の実話…
コロンビアに住むレネ・マルティネス・グティエレスさん(46歳)は、物静かで家族を愛する普通の男。
しかし、これまで警察に3回も逮捕され、長期間勾留されている。
原因はグティエレスさんの名前。
なんと隣国のペルーにレネ・マルティネス・グティエレスなる同姓同名で生年月日まで全く同じ人物がいるのだが、ペルーのグティエレスは長年 国際指名手配されている麻薬密売人。
この不幸な偶然の一致によって、コロンビアのグティエレスさんは過去13年で3回も誤認逮捕され、その度に誤解が解けるまで長期間勾留されているのだ…
国際指名手配犯と同姓同名の不幸な男
コロンビアの善良な市民レネ・マルティネス・グティエレスさんが最初に逮捕されたのは2010年。
グティエレスさんは自分でビジネスを始めようと思い、地元の警察署に書類を貰いに行ったところ…
「国際逮捕状の出てる麻薬密売人が来やがった!!!」
と警察署は大騒ぎ。そのままグティエレスさんは逮捕されてしまった。
当然、グティエレスさんには全く心当たりがなかったので誤認逮捕を訴えた。しかし、すぐに警察の疑いは晴れず8日間も勾留されてしまったそうだ。
グティエレスさんに前科は付かなかったものの、翌年の2011年に再び逮捕されてしまった。
この時はグティエレスさんの働く職場が強盗被害にあったため、従業員が警察署で取り調べを受けたところ、再び「国際逮捕状の出てる麻薬密売人が紛れてやがった!!!」と1年前と同じノリで逮捕勾留。この時は疑いが晴れるまで2ヶ月間も刑務所にブチ込まれたとか…
その後、出所してきたグティエレスさんは家族とともにアメリカへ移住。麻薬密売人と間違われること無く平穏な生活を送っていた。
ところが2023年1月に再び悪夢に見舞われた!!!