映画館で料金を払って作品を見る以上、誰もが支払った金額に見合うエンターテイメントを期待するはず。
ですが、そんな映画の常識を根底から覆す、斬新なコンセプトの作品が誕生したようです。
世界一眠くなる映画は主演ヒツジ!上映8時間!
こちらの「ラ・ラ・ランド」丸パクリなデザインは映画「バー・バー・ランド」のポスター。
ポスター1枚見ただけで凄まじいB級感に目を背けてしまいそうになりますが、内容はもっとスゴイんですよ!!
なんたって映画「バー・バー・ランド」のキャストは数百匹のヒツジだけで、人間の登場人物はゼロ!!
セリフもストーリーもなく、観客はスクリーンに映し出されるヒツジを数えるか、上映終了まで眠り続けるか選択肢はありません。
「こんな退屈な映画は史上初だよ!!誰もが死ぬほど退屈して寝ちゃうよ!!」
と、身も蓋もないことを言ってるのは「バー・バー・ランド」のプロデューサーを務めたピーター・フリードマン氏。
実はこの作品、観客を楽しませるのではなく眠りに誘うことだけを狙って制作されたんです。
世界一眠くなる映画は睡眠薬より寝れる!?
この問題作を制作したのは瞑想関連の商品をプロデュースしているCalm社。
「ストレスと不安で不眠に悩んでる人は多いだろ?よりリラックスして、くつろいでもらえる作品にしたかったんだ」
と、ピーター氏が語るように「バー・バー・ランド」は劇場公開前から「究極の不眠治療!!」「睡眠薬より眠れる!!」の触れ込みでPR。
草原の中で草を食べたり、のそのそ歩いたり、じっとどこかを見つめるヒツジの群れをイギリスのエセックスで撮影したそうです。
8時間にわたって全く何もハプニングは起こらないが、その何も起こらなさが最大のポイントだとか。
「興行記録を塗り替えようとは思ってないけど、ニッチな需要があると確信してるよ」
と作品への意気込みを語るピーター氏は、すでに続編の製作も考えているとかいないとか…