2021年6月29日…
台湾の病院で、7歳のファン君が息を引き取った。
幼い少年が命を落とすきっかけとなったのは、通い始めたばかりの柔道教室。
そこで、ファン君は大人のコーチから執拗に投げ飛ばされ、脳に深刻な損傷を受けてしまったのだ…
7歳児が柔道教室で27回投げられ意識不明
事件が起きたのは今2021年4月21日。
当日の柔道教室では、投げ技の練習が行われていた。しかし投げられるのはファン君だけ。コーチの指示で生徒達に次々とファン君を投げさせていたのだ。
まだ受け身も学んでいないファン君は嘔吐して「もう止めてください」と懇願した。
しかし、その後はコーチ自ら、弱っているファン君を更に投げ続けた。
合計で27回も投げ技を受けたファン君は意識を失い、動かなくなってしまった。すぐに病院へ搬送されたが、そこから1度もファン君の意識が戻ることはなかった。
異常な体罰で7歳児が脳死
「脳出血が酷く、交通事故にでもあったようだ」
診察した医師は、すぐに頭部の緊急手術を行った。しかしこの時、すでにファン君は脳死状態で、そのまま生命維持装置に繋がれた。
昏睡状態から2ヶ月が経ち、6月下旬にはファン君の心拍数や血圧が著しく低下していった。そして両親は、幼い息子の生命維持装置を外すことに同意。理不尽な体罰、しごきが原因で、ファン君はこの世を去った。
傷害致死の罪で逮捕され、裁判にかけられているコーチには、有罪判決が下れば最長で7年の懲役刑が科される。
こんな海外の恐ろしい事件も…
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