アメリカのテネシー州空軍に所属する州兵ジョサイア・ガルシア(21歳)は、手っ取り早く稼げる副業を探していた。
そんな時、ガルシアはネット検索で自分の軍人スキルを活かせる魅力的な求人を見つけた。
それは「レンタル殺し屋.com」という殺し屋の派遣を行うサイトの殺し屋募集だった…
レンタル殺し屋.comの「殺し屋募集」求人にアメリカ兵士が応募!?
早速、ガルシアはサイトの応募フォームから殺し屋募集にエントリー。自分の狙撃スキルや得意分野をアピールしたのだが…
皆さんも薄々気づいているとは思うが、普通に検索で出てくるサイトで堂々と殺し屋の派遣や募集なんてありえない。そんなことしたら、たちまち運営は逮捕されてサイトは閉鎖されるに決まってる。
兵士ガルシアが発見した「レンタル殺し屋.com」は、2005年に当時大学生だったボブ・イネスという男性が冗談半分で立ち上あげたジョークサイト。
しかし、このサイトを本気にして殺し屋の派遣要請や求人に応募する情弱な人達が一定数存在している。管理人ボブ・イネスは、ヤバい人からコンタクトがあると、その都度通報して事件を未然に防いでいる。
今回も、兵士ガルシアからのエントリーを受け付けたレンタル殺し屋.comは、すぐに通報。
FBIが残念な兵士の捜査を行うことになった…
殺し屋応募で逮捕されたアメリカ兵士
FBIから捜査協力を求められた、レンタル殺し屋.com管理人ボブ・イネスは、兵士ガルシアとメッセージのやり取りをして、直接会って面談するアポイントメントを取り付けた。
2023年4月13日…ガルシアはレンタル殺し屋.comの管理人と面談。そして「依頼をこなせば5000ドル(約67万円)の報酬を出す。前金で2500ドル払う」という提示にガルシアは合意した。
次の瞬間、管理人に変装していたFBIの覆面捜査官にガルシアは逮捕されてしまった…
今後、実際に殺人は犯していないけれど残念な兵士ガルシアは裁判で裁かれることになる。有罪となれば懲役10年以上の判決が下される可能性もあるとか。