古ぼけたボトルの中には、いかにもヤバそうなビジュアルの液体…
実はこれ、1650年以上前に古代ローマで作られたと言われるワイン。
さすがに傷んでいて人間が飲めるわけないと思いきや…
世界最古1600年前のワインはまだ飲める!?
ワインは歴史の古い酒の一つで、新石器時代の頃から醸造が始まったと言われ、紀元前7000〜6000年代の中国やジョージアなどでブドウからワインを作っていた痕跡が発見されています。
現在、この地球上に残っている最も古いワインが発見されたのは1867年。ドイツで古代ローマの貴族夫婦の墓を発掘したところ、石棺の中から16本のボトルを発見。
その中で唯一破損していなかったボトルの中には、西暦325〜359年の間に作られたと見られるワインが入っていたのです。
このワインは100年ほど前からドイツのプファルツ歴史博物館に展示されているんですが「栓を開けて中身を調べるべきか?」常に議論されていて、まだ一度も開封されたことはありません。
気が遠くなるほどの時間をかけて熟成されたワインの変化は気になりますが、ワイン研究者のモニカ・クリストマン教授は次のようにコメントしています。
「微生物学的に考えれば腐敗はしていないでしょう。ただし、見た目からも分かるように、口に含んでも喜びを与えてくれることはないでしょう」
つまり飲めなくはないけど、絶対に不味いそうです。
奇跡的に現代まで生き延びた超貴重なワインの栓を開けるリスクは非常に大きいので、今後も誰かが口にする可能性は低そう…
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