【訃報】人類初のサイボーグ博士64歳で死去!難病ALSで闘病生活

最新のテクノロジーと度重なる手術によって「人類初のサイボーグ」となった男性が、2022年6月15日に息を引き取った…

人類初のサイボーグ博士死去

イギリスのロボット工学博士で作家のピーター・スコット=モーガン氏は、2017年に筋肉が徐々に痩せて動かせなくなっていく難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、余命2年を宣告された。

しかし、ピーター博士は自分の体をサイボーグ化することを決断。最期まで難病と戦い続けた。

難病ALSとピーター・スコット=モーガン博士

1957年に誕生したピーター・スコット=モーガンは、早くからコンピューターの可能性に注目。1986年にイギリス国内で初となるロボット工学の博士号を取得。経営コンサルタントや作家としても才能を発揮した。

人類初のサイボーグ博士死去

しかし、2016年ころから足元のふらつきなど、体に異変を感じるようになり、2017年に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。

余命2年を宣告されたけれど、ピーター博士は絶望することはなかった。最新のテクノロジーによって自身のサイボーグ化を決断したのだ。

人類初のサイボーグ

ピーター博士が行ったサイボーグ化の一例は…

・声が出なくなる前に録音していた何万語もの音声データと、AIを組み合わせた会話システムを構築。

・手が動かなくなるため、眼球の動きだけで文字を入力。

・AIと連動して表情を変える3DCGアバター。

・胃に直接栄養素を送り込む装置。

・24時間の水分補給管理装置。

生命維持装置を搭載した車椅子とピーター博士は一体化。ピーター2.0と名付け、サイボーグへの完全移行を完了したと宣言した。

「私達の使命は、身体的障害の未来を書き換えることです。私には愛や希望、楽しみ、夢、目的がある」

Scientist Attempts To Overcome MND! | Peter: The Human CyborgScientist Attempts To Overcome MND! | Peter: The Human Cyborg

最期まで生きる希望を捨てなかったピーター博士は、余命2年を宣告されてから5年後の2022年6月15日、親族や友人に見守られながら64歳で息を引き取った。

こんな難病と戦う人たちも!?

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