2003年6月、インドの首都ニューデリーで双子の兄弟ソーナとモーナが誕生した。
ただ、生まれたばかりの兄弟に、困難な人生が待ち受けているのは誰の目から見ても明らかだった。
なぜなら、ソーナとモーナは体と体がくっついた結合双生児だったからだ。
[originalsc]
結合双生児の兄弟ソーナとモーナ
中東やアフリカで誕生することが多いと言われる結合双生児は、5〜20万件の出生あたり1組ほどの割合で発生すると言われている。
その中には、手術によって切り離すことが可能なケースもあるけれど、ソーナとモーナの担当医は、分離手術を行えば、どちらかの命が危険だと判断した。
と言うのも、ソーナとモーナには2つの心臓、肝臓、脊髄、2対の腕があるけれど、肝臓、膵臓、胆嚢などは1つ、足は1対だけだったからだ。
結合双生児の夢
ソーナとモーナは体を共有して生きていくことを余儀なくされた上、生後2ヶ月で両親から捨てられ、養護施設に引き取られた。
身体的ハンディキャップを抱え、親からも見捨てられてしまったけれど、ソーナとモーナはすくすくと成長し、やがて兄弟共通の夢を持つようになった。
それは、電気工事のスペシャリスト、電気工事士になること。
兄弟は夢に向かって勉強に励み、技術を身に着け、やがて電気工事士の国家資格を取得することに成功した。
そして、19歳になったソーナとモーナは、二人が暮らす地元パンジャブ州政府が運営する企業に電気工事士として採用されることが決まった。
「僕たちを育ててくれて、教育と自立を助けてくれた施設と夢の仕事を与えてくれたパンジャブ州には、深く感謝しています」
[originalsc]
こんな自分の夢を叶えた人たちも!?
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