冬季オリンピックでは日本でも盛り上がるカーリング…
皆さんは、このカーリング競技に欠かせない島があるのをご存知でしょうか?
実は、オリンピックのカーリングでも使用されているストーンは、イギリスの小さな無人島で採石されたものなのです。
カーリングの聖地は元刑務所の無人島
イギリスのスコットランド本土から沖合約16kmに位置するアルサクレイグ島は、周囲3kmほどの小さな無人島。
かつては、ここに刑務所が存在していて多数の囚人を収監していたそうですが、現在は鳥類保護区となり野鳥の楽園となっています。
さらにアルサクレイグ島はカーリングのストーンに使用される花崗岩「ブルーホーン」の採石地として知られています。
アルサクレイグ島のブルーホーンは世界的に珍しい花崗岩で、粒子の密度が高いため割れにくく、氷の上での動きも滑らかなのが特徴。
カーリングのストーンを手掛ける会社は創業1851年
世界で唯一、アルサクレイグ島のブルーホーンを採石する権利を持っているのが、1851年に設立されたケイズ・カーリング。
採石されたブルーホーンは職人の手によって削られ、磨かれ、氷の上でスルスル滑るストーンに加工されるのです。
ケイズ・カーリングのストーンは、1924年にフランスで行われたシャモニーオリンピックから正式に採用され、2022年の北京オリンピックでも使用。
ちなみに個人でストーンを購入すると10万円以上もするそうですが、カーリングの選手でもマイストーンを持ってる人は、あまりいないとか。
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