性別や出身地など、能力とは関係ない理由で不採用となる就職差別は、日本でも度々問題となっています。
中国のある企業でも「これは就職差別じゃないか!?」と非難されているんですが、その内容は…
携帯番号の5桁目に5が入ってる人は問答無用で不採用!!!
中国企業が電話番号で就職差別!?
問題となっているのは、中国広東省の深センにある教育関連の企業。
この企業は人材募集を行っていたのだけれど、志望者の能力とは関係のない条件で不採用を決定していました。
それが「携帯番号5桁目に5が入ってる人は問答無用で不採用」という理不尽な条件。
スマホの番号なんて自分じゃ決められないので、個人の能力とは無関係。携帯番号を変えれば、普通に就職試験を受けることが出来るんでしょうが、なぜ会社は数字の5にこだわっているのか意味不明…
この会社の話題が中国のソーシャルメディアで拡散すると「携帯番号で採用を決めるなんて差別的だ」と批判が殺到。そして、これまで謎だった、会社が数字の5にこだわる理由が明らかになりました。
実は、古代中国から伝わるスピリチュアルな占いが関係しているそうなんです…
スピリチュアルな数秘術で採用者を決定!?
数字の5と就職差別問題を解説してくれたのは、中国人ブロガーで占星術と数秘術に詳しいジメンジュンさん。
「携帯番号の5を忌み嫌うのは、中国古来の占い『易経』に関係している可能性が高い。易経の中には数字の5を好ましくとする理論がいくつかある」
「易経の理論では、携帯番号5桁目が5の人は上司と衝突しやすく、上司に不運をもたらす」
まったくスピリチュアルや占いに関心のない人からすると、馬鹿馬鹿しい話ですが、日本でも数字をもとに未来を占う数秘術を信じている人は少なくありません。
ある中国人Weiboユーザーも次のようにコメント。
「私の母も、携帯番号には5が入っていない方が良いと考えていて、母の番号には5が一つも入っていません」
ただ、スピリチュアルや占いを信じない中国の若者にとっては、全く理解し難いようです…
「21世紀にもなって、まだ会社の上司達は迷信を信じているのか…だったら風水師でも雇えばいいじゃないか」