肉や魚、卵、乳製品など、動物製品を一切食さない絶対菜食主義のヴィーガンは「なんとなく健康に良さそう」「体重落ちそう」なイメージを持ってる人も多いでしょう。
ですが、中国では「30年間ヴィーガン生活を送っていた女性が、半身不随の危機的状況まで健康が悪化した」と言う驚きのニュースが報じられました。
一体、ヴィーガン女性の体の中で何が起こっていたのか?
ダイエットは成功したけど…
今から30年前、中国湖北省武漢市に住む女性チェンさんは、一切の肉食をやめ、徹底したヴィーガン生活でダイエットを開始。
その結果、身長160cmで55kgあった体重は45kgまで減少。
理想の体型を手に入れた後も、菜食主義を貫きました。
しかし、今年50歳となったチェンさんの身体に異変が生じたのです。
「最近、歩いていると足に違和感を感じるようになったんです。ワタの上を歩いているような感じです。また、両手両足が頻繁にに痺れるようになりました」
チェンさんは病院で検査を受けると、驚きの事実が発覚。
菜食主義で健康に人一倍気をつけていたにも関わらず、チェンさんは糖尿病や栄養失調の患者に診られる「脊髄神経の損傷」が明らかになったのです。
さらに、チェンさんは重度のビタミンB12欠乏症で、通常の人の10%ほどしかビタミンB12を確認できなかったとか。
野菜中心の生活なら必要なビタミンを漏れなく摂取できると思っている人もいるでしょうが、ビタミンB12は植物性の食品には含まれません。
ビタミンB12は神経や血液細胞を正常に保つために欠かせない栄養素。
医師によれば、今回、チェンさんが診断を受けていなければ、最悪の場合、脊髄神経の損傷が悪化して、歩くことが出来なくなっていた可能性もあるとか。
「確かに菜食主義はダイエットには効果的だが、長期間に及ぶと、チェンさんのようなビタミンB12欠乏症に繋がります」
健康面だけでなく、動物愛護からヴィーガン、ベジタリアンとして行きてくことを選ぶ人もいるでしょうが、足りない栄養素をサプリメントで補わないと…