ヴィーガン夫婦に終身刑判決!幼い息子が栄養失調で死亡…育児放棄で逮捕

肉や魚、卵や乳製品を一切口にしない厳格なヴィーガンを実践していた夫婦が逮捕され、裁判で妻に終身刑の判決が下された。

夫婦にかけられていたのは過失致死や育児放棄など6つの容疑。

このヴィーガン夫婦が、子供たちにも野菜や果物ばかりを与え続けた結果、栄生後18ヶ月の息子が栄養失調で亡くなってしまったのだ…

ヴィーガン夫婦の子供が栄養失調で死亡

アメリカのフロリダ州に住むシェイラ・オレアリー39歳と夫のライアン30歳は、ともに徹底したヴィーガン夫婦。

夫婦は、当然のように生まれてきた子供たちも、肉、魚、卵、乳製品は一切与えず、ヴィーガンとして育てた。生まれたばかりの頃は母乳も与えていたようだけれど、主に食事はマンゴー、バナナ、アボカドなどフルーツや野菜ばかり。

幼い子供たちには、明らかに成長に必要な栄養が足りていなかった。

2019年9月、生後18ヶ月の息子エズラ・オレアリーが亡くなった。

エズラが亡くなった時の体重は約7.7kg。これは生後7ヶ月の赤ちゃんと同じくらいの体重で、死因は栄養失調による合併症だった。

他にも、夫婦には当時3歳と5歳の子供がいたけれど、どちらも重度の栄養失調で、肌も歯もボロボロだったそうだ…

その後、栄養失調に苦しむ子供を、見て見ぬ振りで死に至らしめたヴィーガン夫婦は逮捕、起訴され裁判にかけられることになった…

夫婦は過失致死や育児放棄など6つの容疑で裁判にかけられ、フロリダ州検事のアミラ・フォックスは「夫婦は酷い育児放棄だ」と非難。

2022年8月29日に、母親のシェイラ・オレアリーには有罪判決が下り、終身刑が宣告された。

夫のライアンも妻と同じ容疑で起訴され、判決が下されるのを待っている。