本当にあったスピリチュアルの怖い話…自分の死は見えなかった占い師達

年末年始にテレビを見ていると、高確率で自称占い師が登場して出演者達の向こう1年の運勢を占っていますが…

本当に未来を見通す力を持っているんでしょうか?

他人の未来にはアレコレ助言が出来ても、自分の死が何時訪れるのか見えていなかった占い師も少なくないんです…

スピリチュアルの怖い話①「有名占い師の最期」

自分の死が見えなかった占い師たち

1994年11月17日…

アメリカのメリーランド州ボルチモアで、62歳の女性占い師デボラ・スティーブンスが自宅から遺体で発見された。

たまたま訪ねてきた息子が、首を切断され、胴体から離れた場所に頭部が転がっている変わり果てた母を発見したのだ…

地元では占い師として有名だったデボラは、タロットカードを使って相談者の未来を占い、助言を与えていた。

また、由緒あるジプシーの家系で、周囲への影響力も大きかったと言う。

デボラに強い恨みを持つ者の、計画的な犯行だったのか?

捜査を開始した警察は、周辺住民の目撃情報から、遺体発見の数時間前にデボラと言い争っていたダグラス・トーマス・クラーク28歳を殺人容疑で逮捕した。

ダグラスはデボラに占ってもらうためにやって来て、そこで言い争いからトラブルに発展した。

逮捕直前、ダグラスは電車に飛び込んで自殺を試みたり、警察車両に自ら轢かれようとするなど奇行を繰り返したが、取り調べで「自分がデボラを殺害した」と自供。

第一級殺人の罪で裁判にかけられたが、精神に異常をきたしていたダグラスは刑事責任に問われることはなく、精神病院へ送られ事件は幕をおろした。

ただ…

デボラが殺害されたアパートは現在でも廃墟同然の有様で残されていて、地元では有名な心霊スポットになっている。

怖いスピリチュアル事件②「占いビジネスの闇」

自分の死が見えなかった占い師たち

2013年11月5日…

イタリアのシチリアで殺人事件が発生した。

通報したのは犯人自身。

犯人が指示した民家へ警察が駆けつけると、59歳のアンジェラ・ザッパラが刃物で喉を切り裂かれた上に、心臓を突き刺され絶命していた。

アンジェラは占い師、ヒーラーとしての顔を持ち、顧客からの以来でタロットカードを使い未来を予言したり、ヒーリングで体の不調を治していた。

そして、警察に通報してきた事件の犯人でもある、息子のピーターと激しく口論しているのを、近隣住民たちが何度も耳にしていた。

親子は、アンジェラの占いビジネスの方針を巡って揉めていたのだ。

警察が駆けつけた時、母を殺害したピーターはキッチンでタバコを吸いながら罪を告白。その手には、母親殺害に使用されたナイフが、まだ握られていた。

そして、警察がピーターを拘束しようとした直前、彼は持っていたナイフで自分の腹を刺して自殺。

すぐに病院へ搬送されたがピーターは絶命した。