これはスラム街でホームレス同然の暮らしをしていた少女が、たった3年でトップティーンモデルまで駆け上がった、ノンフィクションのシンデレラストーリー。
あるアメリカ人俳優がSNSに投稿した1本の動画が、スラム街で暮らす少女の運命を大きく変えた…
スラム街の美少女とアメリカ人俳優が運命の出会い
マリーシャ・ハルワはインドの大都市ムンバイでも悪名高いスラム街ダラヴィで生まれ育った。
彼女の家族はスラム街に仮設の住居を建て、電気も水道もない極貧生活をおくっていた。
ところが今から3年前に、ある男性との出会いがマリーシャの運命を大きく変えた。
ある日、仮設住居のマットレスに座っていたマリーシャ(当時12歳)は、一人の白人男性に声をかけられた。
その男性は、人気海外ドラマシリーズ「グレイズ・アナトミー」にも出演していたアメリカ人俳優ロバート・ホフマン。
ホフマンはミュージックビデオの撮影でムンバイのスラム街を訪れていた際に、たまたま見かけたインドの美少女に興味を惹かれたのだ。
ホフマンはマリーシャの動画を撮影してSNSに投稿。するとインドのスラム街で暮らす美少女の動画は瞬く間にバズって大きな話題となった。
世界で話題となったマリーシャの元には、間もなくしてモデルオーディションの話が殺到。
ここからマリーシャの快進撃が始まった!!!
スラム街のシンデレラ
「前は電気も水道もない生活で、水を汲むためだけに遠出しないとなりませんでした。今では電気も水道もあって天井にファンもついています。仮説小屋を自治体に壊されたこともありましたが、今は頑丈な天井が守ってくれています」
モデルの仕事を始めてギャラが貰えるようになったマリーシャは、家族とともにスラム街から脱出。まともなアパートでの暮らしを始めることが出来たそうだ。
彼女のもとには次々と大きな仕事が舞い込むようになり、ヴォーグやコスモポリタンなど世界的なファッション誌の表紙を飾ったり、有名スキンケアブランドと契約を結ぶほどの人気モデルとなった。
「5歳の頃からモデルになるのが夢でした。今では色んなメディアに出演して、沢山の人から写真を頼まれるようにもなって私は幸せです」
現在、マリーシャ・ハルワは親しみを込めて「スラム街の女王」と呼ばれ、スラム街で暮らしている何百万人ものインドの子供たちの希望の星となっている。