幽霊や妖怪などの不確実な現象よりも、人間の狂気による怖さは後味が悪い。
アメリカのとある公園には、心を病んでしまった人物の狂気の片鱗が今でも遺されていて、都市伝説的な怖い観光名所となっている…
【怖い観光名所】不気味な言葉だらけの公園
アメリカのメリーランド州セシル郡にあるペリーヴィル・コミュニティ公園。
ここは一般に開放された普通の公園なのだが、オカルトや都市伝説など、趣味の悪い話を好む人達の間で観光スポットとなっている。
その訳は、この公園に不気味な言葉の刻まれた木が100本以上も群生しているからだ。
それがこちら…
公園内には、このように文字の刻まれた木が100本以上あり、その文字やフレーズがなんとも不気味。
一例を紹介すると…
- 殺人者
- 助けてくれ
- 警察
- 歩兵
- 兵器
- 王の王、主の主
- ハルマゲドンの戦い
- 天国の門
- ニクソン
- 悔い改める
ネガティブワードや、軍隊関係、キリスト教関係などの単語が支離滅裂に羅列されている。
中には、文章のように読めるものもあるが…
「エディ・ケニーはジョージ・ノリスを殺したくなかった。でも聖イグナティスは彼を作った」
「キリストは警察に『第二次世界大戦は無かった』と伝えた」
「修行僧はテイラー・ホリーを殺したくなかった」
「1960年10月18日 ボルチモア市は、まだ信じていない カレンダー 警察」
「生まれたばかりのリンドバーグはC&Pの電話係ウィーデルに殺された。これはボルチモアの噂話ではなく、ニューアークの出来事」
果たして、誰がこのような言葉を木に刻み込んだのか…?
公園の不気味な木と戦争の恐怖
誰が、何を思って、このような文章を刻んだのか?
わかっているのは、この公園がかつて病院の敷地で、そこに長期入院していた患者のネルソン・ジョンチョウという人物が、ひたすら木に文字を刻み込んだとのこと。
入院する以前のネルソン・ジョンチョウは、軍人として戦地で戦っていた。
しかし、戦場で体験した惨劇によって、ネルソンは心を病んでしまったのだろうと言われている。
病院は閉鎖され、敷地は公園として市民に開放されたが、木に刻まれた文字は消えること無く今でも残っている。
むしろ、木が成長したことで、文字は徐々に大きくなっているそうだ。