海外のインターネット上で語られている都市伝説や不思議な事件を紹介するシリーズ第二弾。
今回紹介するネット都市伝説は、韓国から謎めいた日常生活をライブ配信で垂れ流す女性「チップチャン」に関する不気味な噂について…
韓国の生きる都市伝説「チップチャン」
遡ること数年前、アメリカの掲示板サイトにあるライブ配信関連のスレッドで、一人の女性配信者が紹介され話題となった。
ウェブカメラに映っているのは、座椅子に座りノートパソコンと向かい合う黒髪の女性。
部屋の中にはハングル文字の張り紙があり、女性は何時間も座椅子から移動すること無く、パソコンで何かを閲覧して食事を摂る。
ただそれだけの配信で、視聴者と積極的にコミュニケーションをとることもない。
「一体、彼女は何のためにライブ配信してるんだ?」
「まるでシュールなトゥルーマン・ショーを見せられているようだ」
毎日、ほぼ24時間にわたって無意味な配信を続ける女性に対して興味を惹かれた人達が、彼女の配信をウォッチするようになる。
いつしか彼女は「チップチャン」と呼ばれるようになり、徐々に彼女に関する情報が集まっていった…
謎の女性配信者に関する噂
「チップチャンは韓国のソウルに住んでいるようだ」
「1日に12時間以上、時には20時間も眠り続けることがある」
「起きている間は、ほとんどネットを見ているが、常に悲しそうに見える」
「部屋にあるカメラは全部で3台。盗撮の疑いもあったが、チップチャンはカメラの場所を認識しているし、撮影されていることも理解している」
こちらは2013年に配信されていた映像…
その後、視聴者によって、チップチャンが更新していると思われるハングル語で書かれたブログが発見されたのだが、そこから更に衝撃の事実が明らかとなる…
ストーカーにチップを埋められた疑惑
チップチャンが更新しているとされるブログの内容は、真偽不明ながら薄気味悪く衝撃的だった。
「私はストーカーのPによって2006年に誘拐された」
「Pは私の足首にマイクロチップを埋め込んで、逃げないよう行動を監視している」
「チップを埋められてから、私は長時間眠り続けるようになってしまった」
「Pは自在に私を眠らせることが出来る。もう何年も夢を見ていない」
「寝ている間に何が起こっているのか分からないので、本当は寝るのが怖い」
「両親は既に他界していて、高額の遺産を相続した」
2018年に配信されていた映像…
チップチャンはストーカーで誘拐犯のPなる人物が、韓国人の警察官だと主張している。
しかし、統合失調症患者の中には「自分の体内にチップが埋め込まれている」といった妄想を抱く人も多い。
チップチャンもまた心を病んでいて、長時間の睡眠も向精神薬の服用が原因ではないかと指摘する声も…
配信が行われていたとされるアドレスには、すでにアクセスすることは出来ない。
果たして、チップチャンは今どこで何をしているのか…?