アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれたルイス・パドロンが子供の頃に憧れたのは、スポーツ選手でも、ミュージシャンでもなく、神話やファンタジー映画に登場する「エルフ」「妖精」でした。
実話「全身整形でエルフを目指す25歳」
10代前半のころからイジメられるようになったルイス・パドロンは、ファンタジー作品にのめり込むようになり、いつしか「エルフになりたい」と強く望むようになったそうです。
子供の頃の空想は、成長するにしたがって薄れるものですが、ルイスは違います。
大金をブッ込んで「エルフになる」夢を力技で実現させてしまったのですよ!
単刀直入に言えば、彼はこれまでに27,000ポンド、日本円で約390万円相当の整形手術を行い、妖精のようなビジュアルを手に入れました。
その妖精にトランスフォームしたルイス・パドロン25歳がこちら。
こちらの写真は、カラコンと付け耳以外は自前。
これまでにルイスが行った身体改造メニューは、フェイスラインの脂肪吸引、鼻の整形、全身脱毛、ヒアルロン酸注射、レーザーでシミなどの除去、瞳の色を茶色から青にチェンジ変などなど。
「僕はエルフや天使のような空想上の生き物になりたいんです。人間とは全く違う、優雅で繊細な見た目を手に入れるのが、僕の目標なんです」
ルイスが特に影響を受けたのは映画「ネバーエンディングストーリー」やデビッド・ボウイ主演「ラビリンス/魔王の迷宮」の世界観。
より妖精っぽく見せるため、ルイスは髪を白髪にし、肌の美白を徹底しているそうで、月々の美白クリーム代もバカにならないとか。
理想に近づくなら痛みにも耐える
わずか14歳で「エルフになるため整形手術する」と心に決めたルイスは、20歳の時に人生初の整形手術に踏み切った。
「最初の手術で、僕の人生がスタートしました。術後はとても痛くて回復にも時間がかかったけど、とても幸せでした。自分の夢に近づけるなら、傷や痛みなんて問題じゃないんですよ」
目標のためには手段を選ばないルイスですが、目の瞳の色を茶色から青に変えるために、認可されていない施術を受け、後遺症が残ってしまったそうです。
「麻酔無しだったんで、とても痛かったんです。今でも強い光で目が痛むので、目薬と真っ黒なサングラスが手放せません。吸血鬼みたいですね。将来的に、私の目にどんな影響があるのか、わかりませんけど…」
とは言え、まだまだルイスには身体改造予定がビッシリ。「耳の先を尖らせる」「植毛してヘアラインをハート型に」「手足を人工的に伸ばして身長を195cmにする」という、かなりハードなラインナップ。
このような美容整形や高価な美白クリームなどの費用を捻出するため、ルイスはコスプレ関連の商品を販売しているそうです。
「僕には美に対する信念があるから、何としても目標を達成したいんです。エルフのような尖った耳にもしたいし、アゴもダイヤモンドのようにシャープにしたいし、目尻も猫のようにしたい。インプラントで筋肉をつけることも考えてます。
10代の頃からジロジロ見られてきたから、今ではもう他人の視線に慣れました。自分が、どう思われてるかなんて気にしません」
自分の理想に向かって突っ走るルイスですが、最近では遂にハリウッド進出を果たしたとそうなんです!!!!
整形でハリウッド進出!?
かつてのいじめられっ子は、いつの間にか精神的にも強くなり、人間離れしたルックスを手に入れたおかげで、人生にも転機が訪れました。
つい最近、全身整形で有名になった人たちが多数所属するハリウッドのタレント事務所「プラスチック・オブ・ハリウッド」からスカウトされたんです。
「ルイスは両親からの愛情を受けられず、学校ではイジメられた。そんな悲しい状況の中で、彼は自分の世界を作り上げたんだ。それは、うちに所属してるモデルたちも同じだよ。それが生きる道なんだ」
マネージャーのマルセラ・イグレシアスは、ルイスを高く評価しているため、今後はテレビや映画でルイスを見かける機会があるかも。
最期にルイスから一言。
「私は人間とは異なる種族になりたいんです。トランスジェンダーの人たちの心境に近いかもしれません。理解してもらえるとは思ってないけど、せめて僕を尊重してほしいな」