機械に恋する性癖「メカノフィリア」の男が車とガチ恋愛する世にも奇妙なラブストーリー

機械に恋するメカノフィリアとは

Photo|mirror.co.uk

車を本気で愛してしまう自分は異常なのか?ダリアスさんはネットで検索。

「自分のような症状をメカノフィリアと呼ぶのだと初めて知りました。世界で僕一人ではないとわかって安心した反面、それを受け入れるのは…」

自動車や機械に性的な魅力を感じてしまうのは「メカノフィリア」と呼ばれるレアな性的倒錯、フェティシズム、精神疾患の一種。

自動車、自転車、ヘリコプター、船、飛行機などの機械的な乗り物に対する、興奮が抑えられなくなってしまうそうです。

自分が、珍しいフェティシズムを持つのだと知りショックを受けるダリアスさんでしたが、ジャガーXタイプの魅力に抗うことは出来ず、毎晩帰宅すると彼女と愛し合っているそうです。

「ゴールディーに対する気持ちは、日に日に強くなっています」

車との恋に溺れて、人間の彼女とも別れたダリアスさんを周りの友人は医者に見せようとしたが、彼はそれを拒否。

「多くの人は私のことを間違ってると非難するでしょうが、私は誰も傷つけてないし、迷惑をかけていません。彼女は私に嘘をつかないし、洗濯物を溜めてる僕に小言も言わないしね」

車との恋愛が犯罪となることも

誰かに迷惑をかけたり傷つけたりするわけではないのですが、イギリスでは、自動車などとの性行為は犯罪と見なされ、性犯罪者として登録される可能性もあるそうなので、穏やかではありません。

「ゴールディーが人間ではないと理解しているし、僕を愛してくれるわけじゃないことも理解してます。たぶん、彼女は僕の頭の中にいるんですよ。
周りに理解して欲しいとは思いません。だって僕自身でも、この恋愛感情を理解できていませんから」

ノッティンガム・トレント大学で行動中毒学を研究するマーク・グリフィス教授は、ダリアスさんのケースを、このように分析する。

「とても珍しいですが、世界中には車と本当に恋に落ちる人たちが存在します。
とても奇妙でアブノーマルですが、私は心理学的な治療は必要ないと考えます。
彼が残りの人生をゴールディーと過ごす限り、誰かを傷つけるわけではありませんから」

親兄弟としては、身内が車と本気で恋愛を始めたら心境は複雑でしょうが…

それも一つの愛の形なのですよ。

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