騒音問題は何かとご近所トラブル招きやすいわけですが、イギリスでは意外な騒音問題で、隣同士に住む家主がバチバチに啀み合っているとか…
モスキート音でご近所トラブル
イングランド南西部のデボン州に住む52歳のトーマス・ウェルドンさんは、10人の子供を育てるビッグダディ。
大家族で賑やかに暮らしていたが、3年ほど前から子供たちに異変が…
幼い子供たちが、突然、頭や耳の痛みを訴えるようになったのです。
現在でも問題は解決されないまま、トーマスさんの一緒に暮らしている5歳、7歳、9歳、11歳、13歳、15歳の子供たちだけが日々、苦しめられているそうです。
原因は、トーマスさん一家の隣の家に住む女性が設置した、子供のイタズラ防止用に市販されているアラーム装置。
このアラーム装置が、子供にしか聞こえない不快な高い周波数の音「モスキート音」を出す仕組みになっているのです。
「7歳の娘が叫び声を上げて痛みを訴えるので、私は病院へ連れていったほどです。子供たちが外で遊び始めると彼女がアラームを鳴らすので、玄関から出ることも出来ません。本当に悪夢です。私達家族は刑務所に入れられているみたいですよ」
このモスキート音のアラームを設置したのは、かつて地域の治安判事裁判所で働いていたレスリー・クーパーさん。
世のため人のために働いていた女性は、なぜ近所の子供達を苦しめるのでしょうか…?
ご近所トラブルの原因は…?
「これは、私の家の希少な財産を迷惑行為から守るため、正式に設置を承認されたものです。私はとても良い住人で正直に生活しています。隣人が私の財産に危害を加えたのをきっかけに、長年に渡って揉め事を抱えています」
レスリーさんは、過去に、トーマスさんの子供が彼女の家の物を無断で投げて遊んでいたことがきっかけで、アラームを設置したと主張。
「アラームを外すよう彼女に頼んだこともあります。ですが、彼女は私と会話しようとしません。私の人生で目撃した、最も反社会的な振る舞いです。
モスキート音のアラームは違法だし、子供たちの人権を踏みにじっていると、地元の議会に報告してあります」
もはや両家の話し合いでは解決不可能なので、地元の行政が捜査を開始したようですが、果たして、この揉め事は丸く収まるのか?