【睡眠研究】不眠症対策は「ウールのパジャマ最強」!体温調整抜群

寝付きが悪かったり、慢性的な不眠症で布団に入るのが苦痛な人も少なくないでしょう。

睡眠薬を飲むのも手っ取り早いんですが、その前に「パジャマを変えてみる」ってのは、いかがでしょうか?

最新の睡眠に関する研究では、羊の数を数えるよりも、羊毛から出来た「ウールのパジャマを着る」ことが睡眠導入に効果的だと明らかになったそうです。

不眠症対策にウールのパジャマ最強説

冬の不眠症対策にウールのパジャマ

「不眠症対策にウールのパジャマ最強説」を発表したのは、オーストラリアのシドニー大学ポール・スワン博士が率いる研究チーム。

スワン博士たちはウールのパジャマが持つポテンシャルを立証するため、20代の学生13人、65〜70歳の高齢者36人を集めて合宿を行い、睡眠に関するあれやこれやを検証。

その結果、20代の学生グループは、コットン素材のパジャマでベッドに入ると、眠りにつくまでにかかった平均時間が15分。

不眠症

一方、ウール素材のパジャマだと平均11分で眠ることが出来たそうで、4分の記録短縮に成功。

さらに、65〜70歳の高齢者グループでは、ポリエステルやコットンのパジャマでは平均22分かかっていたんですが、ウールのパジャマでは12分後にぐっすり。

パジャマを変えるだけで10分も記録短縮に成功したわけです。

ウールのパジャマで体温調節

「これは単なる偶然ではなく、羊毛は人間の体温調節に優れているため、眠りに落ちやすいのです。それだけでなく、睡眠時間も長く深くなり、睡眠の質が上がるのです」

スワン博士は研究結果を睡眠系の科学雑誌に発表。

睡眠が疎かになりがちな現代人にこそウールのパジャマが必要なようです。

「現代では、良質な睡眠を満喫することが難しくなってきています。しかし、肉体と精神を健康的に保つために睡眠は欠かせません」

こんな睡眠に関する仰天ニュースも!?

不眠世界記録は264時間!達成した男子高校生は後遺症で不眠に苦しむ
一体、人間はどれだけ眠らずに過ごすことが出来るのか?現在、公式に不眠の世界記録とされているのは、今から60年前に達成された264時間12分だと言われている。なんと、この前人未到の記録を打ち立てたのは、当時17歳の男子高校生だった…
【悪夢占い】怖い夢の意味と原因を睡眠心理学者が解説【まとめ】
「誰かに殺される」「世界が滅ぶ」「溺れる」「歯が抜ける」…こんな悪夢を見て、うんざりした気持ちで朝を迎えた経験はありませんか?睡眠心理学者によれば「悪夢を見る時は、多くの人が日常生活の中で受け入れ難い感情やストレスを抱えています」
睡眠専門家「朝起きて1時間以内にコーヒー飲んではいけない」理由解説
目覚めのコーヒーがルーティーンになってる人は多いでしょうが…「朝起きて1時間以内にコーヒーをのんではいけません!!!」と、目覚めのコーヒーに異を唱えているのは、睡眠事情に詳しいレックス・アイザップ氏。

Source