不眠世界記録は264時間!達成した男子高校生は後遺症で不眠に苦しむ

多くの人は一晩徹夜するだけでも、翌日はフラフラ。

一体、人間はどれだけ眠らずに過ごすことが出来るのか?

現在、公式に不眠の世界記録とされているのは、今から60年前に達成された264時間12分だと言われている。

なんと、この前人未到の記録を打ち立てたのは、当時17歳の男子高校生だった…

世界一の不眠最長記録を達成した高校生

17歳の男子高校生が不眠の限界に挑戦

1964年、アメリカの高校に通っていたランディ・ガードナー君17歳は、友達と一緒に学校に提出する科学の研究課題について話し合っていた。

「不眠の世界記録に挑戦しよう」

二人は不眠にチャレンジする側と観察する側に別れ、研究を行うことに決め、コイントスの結果ランディ君が起き続ける役を引き受けた。

話を聞きつけたスタンフォード大学で睡眠の研究を行っていたウィリアム・ディメント博士と、アメリカ海軍の衛生兵ジョン・J・ロス中佐も不眠チャレンジに参加。

1日目は何も問題なかったけれど、2日目から影響が出始めた。早口言葉繰り返そうとしても、簡単なところで噛むようになった。

3日目になるとランディ君は集中力や記憶力が著しく低下し、幻覚も見始めたそうだ。その症状は日に日に悪化していった…

世界一の不眠最長記録を達成した高校生

最終的にスタートから264時間12分後にランディ君はうつ伏せで眠りに落ち、チャレンジ終了。まるまる11日間も起き続け、そこから14時間眠り続けたそうだ。

不眠チャレンジの後遺症で不眠に悩まされ…

こうして、17歳の高校生が60年以上も破られることのない前人未到の記録を打ち立てた。けれどランディは、後に不眠チャレンジを後悔するようになった。

その後の人生で、慢性的な不眠症に悩まされることになったそうだ。

不眠チャレンジと不眠症の因果関係ははっきりしていないけれど、日常的に徹夜することが多い人は気をつけて…

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