風邪薬依存症で禁断症状と鬱病発症!3万錠を服用した男性に異常発生

寒い季節の体調不良に心強い風邪薬。中には「なんとなく風邪をひきそうな気がする」「とりあえず先手を打って」など、サプリメントくらいの感覚で風邪薬を頻繁に服用する人もいるかもしれませんが、注意が必要です。

とある中国人男性は風邪薬の中毒になってしまい、長年、大量の風邪薬を服用し続けた結果、精神や肉体に以上をきたすほど深刻な状態に…

風邪薬中毒に注意

風邪薬依存症になったきっかけ

風邪薬中毒に注意

今から10年前…

中国に暮らす当時38歳のワンさんは風邪で体調を崩して酷い頭痛を患った時に、市販の風邪薬を服用しました。

その時、頭痛がピタッと消えたのが癖になってしまい、ワンさんは特に体調が悪くなくても風邪薬を飲むようになったそうです。

さらに、薬を飲み続ければ体に耐性が出来るため徐々に薬の量は増えて行き、これまでの10年間で市販の風邪薬を3万錠以上服用してきたとか。

さすがにワンさんの家族も心配して風邪薬の服用をやめるよう説得してきたのですが、今では風邪薬を長時間飲まないと禁断症状で気分の落ち込みや、頭痛、肉体の倦怠感が激しくて薬断ちは失敗。

そのためワンさんは湖南省の病院で医師の診察を受けることに…そして風邪薬依存症に陥った原因が判明しました…

依存の原因は風邪薬のカフェイン

風邪薬中毒に注意

約10年間に渡って風邪薬3万錠を飲み続けてきたワンさんに下された医師の診断結果は、もちろん薬物中毒。

なぜ、これほど市販の風邪薬に依存したかと言うと、原因は薬に含まれる大量のカフェイン。

強いカフェインを長期間飲み続けたことでアルコールやニコチンのように、身体が強く依存するようになってしまったそうです。

「風邪薬のようにカフェイン成分の多い薬は短期間なら問題無いが、長期に渡って服用し続ければ間違いなく中毒に陥るだろう」

現在、ワンさんは医師のアドバイスに従いながら抗うつ剤や抗不安剤を飲みつつ、離脱症状が起きないよう(鬱状態にならないように)徐々に風邪薬の量を減らすよう努力を続けている。

もしワンさんのように市販薬の服用を止めると気分が沈んでしまうようなら、早めに医師の診断を受けるようにとのこと。

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