歴史ある日本発祥の武道「柔術」が、全く新しいアレンジを加えて予想外の進化を遂げた。
それが…
あえて狭い車の中で柔術の技を競い合う「車術(Car Jitsu)」だ!!!
車の中で戦う柔術「車術」とは!?
車術はロシアで話題となっている新しい柔術。道場の畳の上ではなく、あえて狭くて動きにくい車の中で、試合を行うのがポイント。
この車術を考案したのは、ブラジリアン柔術と柔道の黒帯を持つロシア人ヴィケンティ・ミキーブ。
「2020年に車の中で行う武術大会のアイデアを思いついたんです。その年の10月から、友人を集めて車術の小さなトーナメントを始めました。どのようにして限られた空間で柔術を応用するか、研究するためです」
車術のルール
車術の試合は3分2ラウンド制、選手2人がそれぞれ運転席と助手席に座ってシートベルトを締めた状態で試合開始。関節や絞め技でダウンを奪うか、有効ポイントで勝敗が決する。
車の中にあるシートベルトやミラー、ハンドル、シートを使うことは出来るけれど、打撃は禁止。
もし2ラウンド行って決着がつかなかった場合、選手は後部座席に移動して、4分の延長戦を行う。
実際の試合の動画がコチラ…
車の中で襲われた時の護身術
車術は道場を借りる必要もなく、内装がぶっ壊れても問題ない車が1台あれば、すぐに試合を始められる手軽さが魅力。
そして、車内の環境をうまく利用する戦略性も求められるので、道場で最強の選手が車術で勝てるとも限らない。
車術はロシアのソーシャルメディアで話題になり、認知度も急上昇。バカにする人も多いけれど「車の中で襲われた時に役立つな」と、護身術として興味を持つ人も少なくないとか。
まだロシア国内でしか話題になっていないようなので、日本の柔術家の皆さんも、車術に参戦してみません?
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