日本では、死亡すると99.9%以上が火葬で灰と骨になります。
しかし遺体を焼却すると、一人あたり約200kgの二酸化炭素が排出されるので、環境に優しいとは言えません。
アメリカのワシントンに拠点を置く葬儀会社Rrecomposeは「地球環境への配慮」を念頭に、新たな埋葬技術を開発することに成功しました。
なんと、故人の遺体を30日かけて徐々に分解し肥料にして土に還すと言うのです!!!!
環境に優しい「肥料葬」で地球に恩返し
「地球は人々の人生をサポートし、守ってくれます。自分が死んだ時に、何か地球にへ恩返しができないか考えたのが始まりです」
遺体を肥料に分解する「肥料葬」を考案したRrecompose社の女性経営者カトリーナ・スペード氏は、実現に向けて4年の研究期間を費やし、安全に遺体を腐敗させるプロセスをリサーチ。
6名のボランティアの遺体で、肥料葬を完成させたとのこと。
遺体は木材チップ、藁、飼料と一緒に容器の中に入れられ、ゆっくりと腐敗が進み、30日後には肉体が堆肥となり、家族は残った骨だけを拾い集めるそうです。
はるかに火葬よりも時間はかかりますが、空気中に排出される温室効果ガスの量は少なく地球に優しいそうです。
この新たな埋葬技術には、すでに多くの問い合わせが来ているそうなんです!!!
肥料葬が日本進出も!?
Rrecompose社によれば、肥料葬は2021年からアメリカのワシントン州で利用可能になるとのこと。
地球の温室効果ガスを少しでも減らしたいと考えている、環境への意識が高い人達から、すでに多くの問い合わせが来ているそうです。
今後は、ワシントン州から他の州、アメリカ以外の国へ肥料葬を広めていきたいとのことなので、世界でも特に火葬が多い日本進出も近いのでは!?