ゲインズビルの切り裂き魔の正体は…
警察の必死の捜査でも、ゲインズビルの切り裂き魔の行方は一向につかめなかった。
しかし、翌年に入ってすぐ事件は急展開する。
事件直後の1990年9月に武装強盗の罪で逮捕された犯人のDNAが、ゲインズビルの切り裂き魔が犯行現場に残していったDNAと一致したのだ。
それは、当時35歳のダニー・ローリング。
警察から証拠を突きつけられると、ダニーはゲインズビルでの連続殺人を含む合計8件の殺人を告白した…
ゲインズビルの切り裂き魔に死刑判決
裁判でダニーの弁護士は、幼い頃から受け続けた父親の家庭内暴力で人格障害となり、「ジェミニ」というサディスティックな別人格が犯行を行ったと主張。
確かに、ダニーが警察官の父親から壮絶な虐待を受けていたのは事実だったが、陪審員は満場一致で有罪を支持。
その結果、ローリングには死刑が宣告され、2006年に薬物注射によって死刑が執行された…