遠く離れたイギリスの住宅から「日本人女性のミイラ化した遺体が発見された」と報じられたのは2018年9月。
警察の捜査で、遺体は日本出身のヤスタケ・リナさん49歳だと判明。遺体が発見された住宅では、リナさんの実の母親、姉、弟と同居していた。
3人の家族は警察に拘束され取り調べを受けたのだが、当時こんな供述をしていたことが明らかになった。
「まだリナは生きていると確信している」
日本人女性ヤスタケ・リナさんのミイラ化した遺体
ヤスタケ・リナさんの遺体が発見されたきっかけは、薬局からの通報だった。
2018年9月25日。イギリス中部の都市ヘルムスリーの薬局でアジア系の男女が消毒用のアルコールを大量に購入していった。
この時に対応した薬局のスタッフは、嫌な予感がしたそうだ。
アルコールを大量購入した男女から「死臭」が漂ってきたからだ。
薬局のスタッフは地元警察に相談。その日のうちに警察官が消毒用アルコールを大量購入した男女の自宅を訪問。
そこで、寝室のマットレスに横たわるミイラ化した遺体を発見したのだ。
ミイラ化した遺体と同居する家族
ミイラ化した状態で発見されたリナさんは、すでに死後6週間が経過していたそうで腐敗も進んでいた。
そんな死臭漂うリナさんの遺体を埋葬することなく生活を続けていたのは、リナさんの実の姉ヨシカ(当時52歳)、弟タカヒロ(当時47歳)、母ミチコ(当時76歳)。
「なぜ亡くなっているのに死亡届を出さないのか?」警察に当たり前のことを聞かれた家族は口を揃えて「まだリナは生きている」「アルコールをリナの身体を拭くために購入した」と答えたそうだ。
その後、母、姉、弟は起訴されることになったのだが…