睡眠の奇病「眠れる森の美女症候群」女子大生は3週間眠り続け大学留年

イングランドのレスターシャー州に住む21歳の女子大生ローダ・ロドリゲス-ディアスさんは、非常に珍しい睡眠の奇病「眠れる森の美女症候群」に悩まされている…

睡眠の奇病【眠れる森の美女症候群】に苦しむ女子大生

100万人に1人の睡眠の奇病「眠れる森の美女症候群」

説明するまでもないけれど「眠れる森の美女」はディズニーのアニメ映画でもお馴染みの、ヨーロッパに古くから伝わる民話。

魔女の呪いで眠りから目の醒めないお姫様のように、ローダさんも一度眠りに落ちてしまうと、普通では考えられないほど夢の世界をさまよい続けてしまう。

この「眠れる森の美女症候群」は、正式には「クライン・レビン症候群」と呼ばれ、患者は100万人に1人と言われる非常に珍しい睡眠障害。本人の意志とは関係なく、20時間を超える睡眠を繰り返してしまうのが特徴。

ローダさんは幼い頃から、1度に22時間以上眠り続けてしまうこともザラで、目を覚ましたと思っても夢遊病のような状態で水を飲み、食事をし、トイレを済ませ、再び眠りに落ちてしまう