豊臣秀吉は右手に6本の指があったと言われている。
このような先天性の指の形状異常は「多指症」と呼ばれ、1000人に1人の割合で発症する。
現在では、幼い頃に余分な指を手術で切り取ってしまうケースが多い。
ただ、インドの南東部オリッサ州に暮らす女性の多指症は、医学的にも非常にレアケース。
なぜなら、その女性は両手足で合計31本もの指が存在するのだ!!!!
31本の指を持つ多指症の女性
現在63歳のクマリ・ヤナクさんは、幼い頃から酷い誹謗中傷にさらされながら生活してきた。
原因はクマリさんの指。
「私は多くの指を持って生まれてきたのですが、家が貧しくて治療することも出来ませんでした。この状態で63年になります」
クマリさんは両手の指が12本、両足の指19本、合計31本と他に類を見ないほどの多指症のため、小さな村の人達からは気味悪がられた。
「信心深い近所の人達は、私が魔女だと噂して、道で会っても避けて通ります。時々、近寄ってきて珍しそうに指を見ていきますが、決して助けてくれることはありません…」
このクマリさんの悲惨な現状はインド政府関係者の耳に届き、救済措置がとられることになった。