韓国といえば激辛グルメ。トウガラシやコチュジャンをたっぷり使った真っ赤な韓国料理の数々は、辛い物好きにはたまりません。
しかし、韓国人の中にも辛い料理が苦手な人はいます。
特に、まだ辛い料理に耐性のない幼児の中には、給食で出される辛い料理が苦痛に感じる子も少なくないようで…
韓国「給食の激辛料理は子供の人権侵害だ」
韓国の幼稚園や保育園では、幼児の給食でもキムチなど辛い料理が提供されるのは珍しくありません。
先日、この幼稚園で提供される辛い給食に対して、韓国の母親を中心とした市民団体ポリティカル・ママスが、改善を求める苦情を申し立てました。
「辛い物が食べられないというのは、料理に不満を言ったりケチを付けているわけではありません。辛い料理が食べられないのは、克服すべき問題行動ではありません」
辛い料理が苦手でも、食べ続けているうちに辛さに慣れてくるかもしれない。しかし当然、中には一生苦手な人もいます。
「辛い食べ物の耐性は、人によって異なります。子供たちに辛い食べ物を強制するのは、明らかに人権侵害です。辛い料理が苦手な子供にとっては、痛みに耐えるのを余儀なくされているのと同じことなんです」
ポリティカル・ママスは、幼児の給食で出される辛い料理を改善するよう、韓国の国家人権委員会に嘆願書を提出したそうです。