ヴォイニッチ手稿の解読に成功!?
600年前に書かれた奇書「ヴォイニッチ手稿」の解読に成功したと主張しているのは、イギリス人の言語学者ジェラルド・チェシャー博士。
「ヴォイニッチ手稿の解読は手探りと発見の連続で、ミステリーやファンタジー小説よりも驚きでした」
博士は、これまで謎とされていた文字と記号を研究。
その結果、このヴォイニッチ手稿は今では絶滅した「プロトロマンス」と呼ばれる言語で書かれていると結論付けたそうです。
プロトロマンス語とは、現在のポルトガル語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語の源流にあたる言語。
かつてはポピュラーだったそうですが、オリジナルは絶滅して歴史から消えてしまったとか。
気になる本の内容ですが「性」「子育て」「心理学」「薬物療法」などついて書かれていて、例えば、管の中から赤い塊が出ているイラストは「流産」について描いていることが明らかになったそうです。
「言うまでもなく、ヴォイニッチ手稿の解読はロマンス言語学にとって重要な発展です」
今後、博士は、これまでの研究結果を仲間の学者と共有して、ヴォイニッチ手稿の全ページを翻訳する予定とのこと。