世界一高価で巨大なウイスキーは311リットル入りで1億7600万円超え

この世には、庶民が一生口にすることが出来ないような、バカ高いウイスキーが存在します。

2014年に香港で開催されたサザビーズのオークションでは、1本のウイスキーが62万8205ドル、当時のレートで約6500万円で落札。

これは、スコットランドの名門蒸留所マッカランのウイスキー60年もので、シングルモルトウイスキーとしては史上最高額での落札記録を樹立しました。

つい先日、この6500万円をはるかに上回る価格で、1本のウイスキーがオークションで落札されました。

ただ、そのウイスキーは皆さんが想像するようなウイスキーじゃありません。

なんと人間よりも大きな巨大ボトルの中に、年代物のウイスキーを詰め込んだ、モンスター級のウイスキーなのです!!!

世界一高価で巨大なウイスキー

ウイスキーの本場スコットランドで開催されたオークションに出品されたのは、「ザ・イントレピッド」と名付けられた超巨大ウイスキー。

高さ180cmのボトルの中に入っているのは、311リットルのものウイスキー。

「どうせ中に入ってるのは安物のウイスキーだろ?」と勘ぐる人もいるでしょうが、中身は32年もののマッカラン シングルモルトウイスキー。

「軽妙さと複雑さを兼ね備えたエレガントなウイスキー」と専門家も太鼓判を押す上質なウイスキーを、普通サイズのボトル約444本分に相当する311リットルも詰め込んでいるのだから、原価だけでも半端じゃない。

昨年、「ザ・イントレピッド」は世界最大のボトル飲料としてギネス・ワールド・レコーズにも認定され、世界中のウイスキーマニアから注目を集めていたんですが、満を持してオークションへ出品。

その結果、「ザ・イントレピッド」は匿名のバイヤーが落札。落札価格は、なんと110万ポンド。約1億7600万円!!!

値段も大きさも世界一の規格外ウイスキーですが、制作を手掛けたダニエル・モンクさんによれば、これは亡き父に捧げるためのウイスキーだったそうです。

勇敢な冒険形を讃えたウイスキー、一口飲んでみたいものです。

世界一巨大なウイスキー誕生秘話

「ザ・イントレピッド」を制作したダニエル・モンクさんは、オークション直後のインタビューで、世界一巨大なウイスキー誕生秘話を、次のように語っています。

「これは私の亡き父で探検家だったスタンリー・モンクの人生を祝福するために、情熱を注いだプロジェクトです。今日は父の誕生日だったので、オークションに開けるには最高の日でした」

実は、ボトルのラベルになっているのは、世界的な11人の探検家の顔写真。

「ザ・イントレピッド」制作プロジェクトは、コロナウイルスのパンデミックで、イギリスがロックダウンされている最中にスタート。発起人のダニエル・モンクさんは、ウイスキー関係者や探検家とコンタクトをとり、力を合わせて夢を達成したとのこと。

こんな世界の変わったお酒も!?

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