アメリカの東海岸地域で「最恐の心霊スポット」として恐れられているのが、バージニア州にあるセント・アルバンズ療養所。
既に閉鎖された元医療施設だが、廃墟となった今、怪奇現象や幽霊の目撃情報が後を絶たない。
そんな最恐の心霊スポットには、ヤバ過ぎる黒歴史があった…
最恐心霊スポットの黒歴史
現在は廃墟となっているセント・アルバンズ療養所の起源は、1892年に同所で開校したキリスト教ルター派の子どもたちが通う男子学校。
ただ、この学校は20年ほどで閉校してしまう。
その原因の一つが、学校内で繰り返された陰湿なイジメ。
男子生徒達を過度に競わせ優劣を明確にする学校の教育方針が、子供達のイジメを助長してしまい、学校の校舎内で何人もの生徒が自らの命を絶ってしまった…
そんなドロドロとした問題へ蓋をするように学校は閉鎖。
その後、学校はセント・アルバンズ療養所となり、多くの精神病患者を受け入れるようになるのだが…
絶望的な精神病治療
生徒の自殺が相次いだ男子校が閉校して、1916年に精神病患者の治療を目的としたセント・アルバンズ療養所が誕生した。
しかし、そこで自殺の連鎖が止まることもなく更に悪化していく。
大きな理由は、患者が絶望するほどの悪質な治療プログラムが行われていたからだ。
代表的なのは、現在では禁止されている「ロボトミー手術」や「電気ショック療法」。
治療の末に障害が残る患者も少なくなく、自殺を選ぶ患者が後を絶たなかったのだ…
多発する心霊現象
1990年にセント・アルバンズ療養所は閉鎖されたが、建物は取り壊されることなく、現在でも廃墟のまま存在している。
肝試しで訪れた人たちの多くが怪奇現象を目撃していて、アメリカの心霊番組で取り上げられることも多い。
例えば…
「誰もいないのに悲鳴や会話、足音が聞こえてくる」
「全身真っ黒の影のような人物を目撃した」
「病院内の美品が突然、空中に浮いた」
「ロッカールームに取り残されたままの椅子ががガタガタ揺れる」
「地下のレクリエーション施設には、元患者だった若い女の子の幽霊が出没する」
「建物の中なのに、霧が発生する」
「女性病連のトイレで、何かに体を触られた」