イギリスの都市カーディフに住むエミリー・スミスさんにとって、小学校に通うケイシーは自慢の娘。
明るく活発で笑顔が素敵なケイシーの成長を見守ることが生きがいだった。
しかし2017年の2月、ケイシーに異変が起きた…
たった数日で少女は別人に
2017年2月、朝起きてきたケイシーはいつもと様子が違っていた。
行動が乱雑で呂律が回らず、全く笑顔を見せない…
すぐに医師の診察を受けたが原因がわからず、時間が経つほどにケイシーの症状は悪化して3日後には、全く言葉を発しなくなった。
今では全く言葉を発さないどころか、以前のようにスプーンとフォークで食事することも、一人でトイレに行くことも出来なくなってしまった。
「ケイシーは呂律が回らなくなって、しばらくすると全く喋らなくなってしまいました。もう何ヶ月も会話をしていないので、娘が何を考えているかもわかりません」
もちろん、ケイシーは何人もの医者の診察を受け脳腫瘍や自閉症などの可能性を聞かされたが、7ヶ月経った現在でも、極端な人格の変化を引き起こした原因は明らかになっていない。
「娘が別人のようになっていくのを見ているだけで、私たちが何をしてあげられるのかもわかりません…」
しかし、エミリーさんは以前の娘に戻ってくれることを信じて専門医の診察を希望しているが、数ヶ月待ちの状態。
何か打つ手はないかと、エミリーさんはクラウドファンディングを立ち上げ支援を呼びかけた…
殻に閉じこもったままの少女
今のままでは学校へ通うことも出来ず、エミリーさんは会話をすることの出来なくなった娘に付き添うため、仕事を辞めざる得なかった。
「ケイシーの世界に私たち両親は存在していないかのようで、意思の疎通を図ることが出来ません。以前の娘は、もういないようです…」
一日も早く、娘の原因を突き止めてくれる医者に診察してもらえるよう、エミリーさんはクラウドファンディングで寄付を募っている。
ケイシーに再び笑顔が戻ることを願って…
こんな世にも奇妙な話も…
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