1965年、テキサス州ヒューストンで身も凍るような凄惨な事件が発生した。
この事件は50年以上が経過した今でも未解決のまま、それどころか容疑者にはアメリカの歴史に残る重大事件に関与していた疑惑が囁かれている…
未解決「冷蔵庫バラバラ殺人事件」の謎
1965年6月23日…
テキサス州ヒューストンの警察署へ、一本の電話がかかってきた。
「ここ数日、親戚の高齢夫婦と連絡がつかないんです。自宅を訪問して調べてもらえないでしょうか?」
連絡を受けて警察官2名が、81歳のフレッド・ロジャースと79歳のエドウィナ夫妻の暮らす自宅へ向かった。
自宅は鍵がかかった状態で室内からの応答はない…
鍵を開けて中に入ると警察官は違和感を覚えた。
ダイニングテーブルには食べかけの食事がそのまま残されていたのだ。
まるで食事の最中に老夫婦の身に何かが起きたかのような…
他に変わった所がないか室内を点検していると、警察官の1人が冷蔵庫の中に大量の肉の塊を発見した。
違和感を覚えた警察官が目線を落とすと、有り得ないものが視界に飛び込んできた。
冷蔵庫の脇に置かれていた野菜の収納スペースに夫婦の頭部を発見したのだ…