韓国で2016年に報道された新婚夫婦の失踪事件は、まるでミステリー小説のように謎めいていた。
何らかの理由があって、夫婦は自分たちの意思で行方をくらませたのか?それとも事件に巻き込まれて連れ去られたのか?
ある日突然、夫婦は防犯カメラに映ること無く、マンションの中から姿を消してしまったのだ…
【韓国未解決事件】新婚夫婦が謎の失踪
2016年5月31日…
韓国南東部の都市 釜山の警察に、一本の通報が寄せられた。
「3日間、娘と連絡が取れないんです…何かあったかもしれないから調べて欲しい」
通報したのはチョ・ソンヒの父親。
チョ・ソンヒは、つい最近結婚した新妻で、釜山のアパートで飲食店経営者の夫チョン・ミングンと新婚生活をスタートさせたばかりだった。
友人もソンヒと連絡が取れないことに不安を感じていたため、父は警察に安否確認を求めたのだ。
すぐに警察は、夫婦が暮らすアパートを訪れたが、中から応答はない。そこで、警察がアパートの中に入って確かめると、そこに夫婦の姿はなく、愛犬だけが取り残されていた。
室内には、至るところに愛犬のフンが落ちていたので、数日間はアパートが無人だったと警察は推測。
室内に、夫婦のスマホやパスポートは無い。しかし、誰かと争ったような形跡も無い。
念の為、警察はアパート周辺の防犯カメラに残されていた映像を確認。すると、おかしな点が浮かび上がってきた…