フィリピンの首都マニラで58歳の台湾人男性が誘拐される事件が発生した。
事件発生から4日後、警察は誘拐犯グループのアジトを特定して被害者の男性を救出することに成功。その後、誘拐に関わったグループのメンバー8名を逮捕した。
見事解決したのだけれど、この事件は一般的な誘拐事件とは異なり少々異質。
と言うのも、警察に逮捕された誘拐グループのメンバーは全て…
「性転換して女性になりたいトランスジェンダー男性」ばかりだったのだ!!!
犯罪で性転換費用を稼ぐトランスジェンダーギャング団
トランスジェンダーの男性ばかりが集まった犯罪組織ワーラグループが結成されたのは2018年頃。目的は犯罪行為で性転換や美容整形の手術費用を稼ぐことだ。
警察が把握しているだけでも、これまでにワーラグループは首都マニラ近郊で14件の誘拐事件を繰り返して、合計で420万ペソ(約3000万円)の身代金を得ていたそうだ。
※ちなみにワーラグループのWarlaはフィリピンのゲイ用語で「戦争」「戦い」を意味しているとか…
ワーラグループの捜査を行っていた警察官ロナルド・リー氏によれば「彼らの手口は、出会い系アプリを使って被害者男性をおびき寄せて誘拐。電子マネーで身代金を要求して受け取りが完了すると、マニラ周辺に被害者を解放するんです」とのこと。
今回は、犯人の電子マネーのアカウントを警察が追跡して、逮捕に結びついたとか。
警察は、まだ捕まっていないメンバーの行方を追っている。
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