アメリカのテキサス州に住むメリッサ・リマさんは現在50歳。
かつてメジャーリーグで活躍したホセ・リマ選手と結婚して子宝にも恵まれた。けれど、2010年に最愛の夫ホセさんが心臓発作で急死。
ちょうどその頃から、メリッサさんも原因不明の体調不良に悩まされはじめる…
検査でもわからない原因不明の体調不良
メリッサさんの体調不良は、疲労、関節痛、筋肉痛、脱毛、発疹、全身のむくみ、体重増加、記憶力や集中力の低下、不安や鬱などなど。
シングルマザーとして幼い子供たちの世話をしなくてはならいのに、しんどくてベッドから起き上がることが出来ない日々。
いくつもの病院で検査を受けても、体調不良の原因は不明。色々な薬を試しても効果がなく、途方に暮れるばかり。
そんな辛い生活が10年近くも続いていた。
メリッサさんは「更年期障害によるホルモンバランスの乱れかな?」と考えていたけれど、実際には彼女の体内でありえない事態が起きていた…
体調不良の原因は豊胸インプラント?
原因不明の体調不良に悩まされるようになり、約10年が経過した2020年のある日。
メリッサさんは友人に自分の体調不良を相談すると、意外な答えが返ってきた。
「豊胸手術のインプラントが原因かもしれない」
実は、メリッサさんは2002年に豊胸手術を受けていた。当時、野球選手の妻として世間から注目されるようになり、自分に自信をつけるためシリコン製のインプラントを入れたそうだ。
同じく豊胸手術を受けた人の中には、精神的に不安定になったり体調を崩す人もいると聞いたメリッサさんは、早速、形成外科医に相談し摘出手術を決めた。
インプラントがカビで真っ黒
20年近く前に胸に埋めたインプラントを摘出した医師は驚愕した。
なんと、右胸に入っていたインプラントに大量のカビが発生して真っ黒に変色していたのだ。
メリッサさんの長年の体調不良は、このインプラントに発生したカビによる合併症が原因だったのだ。
問題のインプラントを取り出すと、メリッサさんは、わずか数時間で身も心も正常に戻っていくのが実感出来たそうだ。
このような豊胸手術のデメリットに関する認識を広げるため、メリッサさんは自身の体験談をTikTokに投稿。再生数500万回を突破するほど、大きな反響をよんだ。