今から2ヶ月ほど前…
中国黒竜江省のハルビンに住む50代の女性チェンさんは、家の階段を2階へ上がっている時に、酷い疲労感と息切れに襲われた。
なんとか階段を登りきり、ベッドへ横になろうとすると、チェンさんを見た夫から「白目や肌が異常に黄色い」と指摘され、病院へ駆け込んだ。
早速、病院で精密検査を行うと、チェンさんの体内からは通常の10倍以上のビリルビン(本来は尿などから排出される成分)が検出された。
この時、チェンさんの肝臓は肝硬変になる寸前だったが、すぐには、その原因が医師にもわからなかった…
月1の白髪染めが肝臓にダメージ
肝硬変の原因で最も多いのは「飲酒」。
だが、チェンさんは全くお酒を飲まない上に、医師が病歴を調べても、肝臓の異変に繋がるような記録は無かった。
そのため、医師がチェンさんの生活習慣について質問を続けると、やっと手掛かりが見つかった。
チェンさんは、10年以上に渡って月1で白髪染めを行っていたのだ。
チェンさんは30代の頃から白髪が目立つようになり、髪を黒く染めるようになった。
最初は部分的に隠す程度だったが、40代になる頃には頭部全体に白髪が広がり、月に一度は美容院で白髪染めをするのが欠かせなくなった。
それから10年以上が経ち、この白髪染めの習慣が、気づかない内にチェンさんの肝臓にダメージを与えていたのだ。
では「白髪染め」と「肝臓」の関係とは何なのか?