自分の身の周りにいたら…と考えるとゾッとしますが、映画の中に登場するサイコパスは、最凶の悪役として物語を盛り上げてくれます。
サイコパスの特徴は「共感の欠如」「良心や罪悪感の欠如」「病的な嘘」「自尊心が高く自己中心的」「口が達者で魅力的に見える」などなど…
ここでは、サイコパスな登場人物が出てくるホラーな映画作品を、まとめて紹介します。
おすすめサイコパス映画「危険な遊び」
「ホーム・アローン」でブレイクしたマコーレー・カルキンがサイコパス少年を演じた1993年のスリラー映画。
母を亡くして叔父夫婦の家に預けられることになった少年マーク(「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッド)は、同年代の従兄弟ヘンリーと仲良くなる。
一見普通の少年だが、ヘンリーは人の死や自作の武器に魅了されていて、罪悪感を感じるどころか人の不幸を笑って楽しむサイコパス。
やがてヘンリーの魔の手がマークにも襲いかかる…
監督:ジョセフ・ルーベン
出演:マコーレー・カルキン、イライジャ・ウッド
おすすめサイコパス映画「ハイウェイマン」
2004年に公開された「ハイウェイマン」は、1972年製のキャディラックで女性ばかりを惨殺する連続殺人鬼ファーゴと、妻を轢き殺され復讐に燃える夫のアクションスリラー作品。
連続殺人鬼ファーゴはキャディラックで各地を移動しながらターゲットを物色し、恐怖の淵まで追い詰め殺害する残酷なサイコパス。
常識の通用しない狂人とのカーチェイスが見所。
監督:ロバート・ハーモン
出演:ジム・カヴィーゼル、ローナ・ミトラ
おすすめサイコパス映画「ありふれた事件」
1992年公開のベルギー映画で、全編モノクロのモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)作品。
殺人と強盗を生業とする男ベンに撮影クルーが密着。殺人へのこだわりやノウハウをカメラに向かって得意げに語り、次々と罪を重ねていくベンはサイコパスそのもの。
やがて、密着していた撮影クルーの良心も失われ、ベンの犯罪に加担していく…
監督:レミー・べルヴォー、アンドレ・ボンゼル
出演:ブノワ・ポールヴールド、レミー・べルヴォー
おすすめサイコパス映画「ファニーゲーム」
1997年のオーストリア映画。あまりに内容がエグいので、カンヌ映画祭で公開されると批評家や観客が続々と席を立つ騒動が起きたほどの問題作。
湖の畔の別荘でバカンスを満喫しようと訪れた家族の前に、見知らぬ青年がやってくる。
最初は礼儀正しかった青年だが、もう一人の仲間が現れると態度が豹変。
二人は家族皆殺しを宣言し、凶器を手に罪のない家族へ襲いかかる…
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:スザンヌ・ロタール、ウルリッヒ・ミュエール
おすすめサイコパス映画「ヘンリー」
実在したアメリカの連続殺人鬼で、60〜80年代にかけて300人以上の女性を殺害したとも言われるヘンリー・リー・ルーカスをモデルにした1986年の映画。
ドキュメンタリータッチで撮影されていて、サイコパス殺人鬼の日常を淡々と映し出している。
監督:ジョン・マクノートン
出演:マイケル・ルーカー、トム・ダウルズ
おすすめサイコパス映画「ケープ・フィアー」
1962年に公開された映画「恐怖の岬」をマーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演で1991年にリメイクした作品。
16歳の少女に対する暴行の罪で14年間刑務所に服役することになったマックスは、自分の裁判で手を抜いたと思い込み、担当弁護士のサムに激しい怒りを燃やしていた。
刑期を終え、平和に暮らす弁護士一家の前に姿を表したマックスの嫌がらせは徐々にエスカレートしていく…
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジュリエット・ルイス