2017年は、日本各地の港に南米原産でのヒアリが侵入してきて、大騒ぎとなりました。
ヒアリはアルカロイド系の毒を持ち、刺されるとアナフィラキシーショックで死亡することもあるとか…
しかし、そんなヒアリに負けず劣らずの高い戦闘能力を持つ新種のアリが、東南アジアのボルネオ島で発見されたそうです…
自爆で敵を道連れ

Photo|livescience
ボルネオ島の熱帯雨林で発見された新種のアリ「コロボプシス・エクスプローデンス」は、赤黒いボディーカラーで、一見するとヒアリに似てるようにも見えるんですが、生態が全く異なります。
なんと「コロボプシス・エクスプローデンス」は外敵に襲われ絶体絶命になると自爆して敵に粘着性の毒液をぶち撒け道連れにしてしまうのです。

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まるでメガンテを唱える爆弾岩の如し…
この自爆行為によって自分の命を犠牲にして、仲間たちが住んでいる巣穴を守っているとか…
発見者のオーストリアのウィーンにある自然史博物館に所属するアリス・レイシニーさんによれば「これはミツバチが外敵を刺すメカニズムと似ています」とのこと。
なぜ進化の過程で「自爆」することを選んだのか気になるところ。
ボルネオ島で発見されたばかりの自爆アリが、すぐ日本に上陸する心配は無いでしょうが、万が一、目の前に現れても毒まみれにならないよう気をつけてね。