ライブ配信で稼ぐためには、多くの視聴者を集めなきゃならない。そのために無茶なチャレンジを行う配信者が事故るケースは世界中で増加している。
つい先日、ライブ配信でアルコール度数の高い酒を大量に一気飲みしていた中国の配信者が、翌日に遺体となって発見された…
ライブ配信中の一気飲みで死亡した中国人男性
中国江蘇省に住むワン・モウフェン(34歳)は、酒の一気飲み配信で話題となり、多くのファンを獲得した。
よくワンがライブ配信に利用していたのは「PK」と呼ばれるアプリ。2人以上の配信者が対決して、視聴者投票で勝敗を決めるアプリで、ワンはたびたび一気飲み対決を配信していた。
2023年5月16日の夜も、ワンは一気飲み対決の様子を配信していた。この夜ワンが一気飲みしていたのは白酒(パイチュウ)という中国産の蒸留酒。小麦や豆類などを減量にした香りの強いお酒で、アルコール度数は40〜60度ほど。
ワンはアルコール度数の高い白酒をバカでかいグラスに注いで、ゴクゴク一気飲み。なんと配信中に白酒のボトル4本をあけてしまったそうだ。
その後、ワンは配信を終えたのだが、翌日、遺体になって発見された。
死因は急性アルコール中毒か…?
ワンの葬式に参加した友人は、次のようにコメント。
「友達だったワンが、こんな形で亡くなるなんて思っても見なかった。彼は気さくで優しい男でした。友人の死のショックで夜も眠れません」
詳しい死因は発表されていないけれど、おそらく度数の高い白酒を大量に接種したことによる、急性アルコール中毒の可能性が高いと見られている。
ワンの急死がニュースで報じられるとSNSには「こんな飲み比べなんて全く意味がない」「死ぬまで意地はるなよ」「水でもバレないだろ」など、一気飲みで注目を集めようとするライブ配信者への批判も多く投稿されている。